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一新塾ニュース『オリーブ在宅クリニックを開業』名古屋地域科の木村卓二さん!

今回は、一新塾名古屋地域科の木村卓二さんのメッセージをお届けいたします。
木村さんは2017年12月に、在宅医療のクリニックを開業されました。

 

「過ごしたいところで、過ごしたいように、過ごせることをお手伝いする」

 

ことをミッション・ビジョンに、患者さんに日々寄り添われていらっしゃいます。
医療の枠組みだけにとらわれることなく、まちづくりの一員となれる在宅医療の
お取り組み、ぜひ、ご覧ください。

 

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塾生活動レポート

         『オリーブ在宅クリニックを開業』

                               一新塾38・40期 名古屋地域科
                                                           木村卓二

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆


●オリーブ在宅クリニックを開業

 

「過ごしたいところで、過ごしたいように、過ごせることをお手伝いする」
現在、私は、これをミッション・ビジョンとして掲げて在宅医療に取り組ん
でいます。それも、ただ、過ごせればいい、というわけではなく、健康な人も、
病を持った人も、障害を持った人も、その家族もみんな安心して過ごせる。そ
してそれを当たり前にする。

 

このミッション・ビジョンを現実にするために、2017年12月オリーブ在宅
クリニックを開業しました。


●医師を志した理由

 

私が医師を志したのは、もともと小児喘息で医師という存在が身近であった
ことに起因していると思います。

 

そして、心に決めたのは中学2年の職場見学のときでした。職場見学は、
当時のいわゆる老人病院で、関節の拘縮、とこずれ、拘束される、そんな高齢
の方を目の当たりにしました。高齢者がこのような姿で最期を迎えようとして
いることに衝撃をうけたことを覚えています。

 

「戦後の日本を支えてきた方々が、このような最期でいいのか?」

 

驚きと悔しさと、無力さがあり、それならば自分が医師になって少しでも
かえてやる、そんな志をたて医師になりました。


●在宅医療

 

医学部で6年間過ごし、気がついたことがありました。「病気は軽すぎても
重すぎても治療はできない」ということ。そこで卒業のときには「病を持った
生活を支える医師になる」という志をたて、臓器別の専門ではないジェネラリ
ストである総合診療医学、家庭医療学を専門とすることにしました。

 

研修医をへて、救命救急、集中治療、内科、小児科、整形外科を学びながら
総合診療としてまとめ、大学病院、一般病院、都会の診療所、へき地診療所で
勤務する中でもっとも志をもと医療を実践できそうな場面が「在宅医療」でした。

在宅医療を始めた当初は在宅で医療を提供できれば在宅医療ができると考えていました。


●様々な想い

 

在宅医療に取り組むと、様々な想いに出会います。

 

病を抱えたまま、自宅で過ごしたいと願っても、本人の希望よりも治療が
重視され、病院から退院できなかった想い。

 

障害をもった子を生み育てる決断をし、日々育っていることがうれしいが、
育児休暇も終わりいざ現場に復帰しようとしても、預け先がないために働くこと
ができないシングルマザーの想い。

 

癌を煩い、残された時間がわずかとなった今、最期にたべたがっているもの、
食べられる形で調理できない為、たべることができない、食べさせることが
できない想い。

 

長い介護生活を終え、看取った後の方のさみしい想い。

 

こうした想いによく出会うようになりました。


●もやもやとしていた時期

 

いろいろな想いに出会ううちに、医療の提供だけでは不十分ということは
痛いほどわかりました。そうはいっても制度の問題、行政の問題、勤務先の
ルールもあり、すべてを「仕方ない」で片付けていました。

 

しかしながら自分は今のままでいいのか?そんなもやもやとしていた時期、
出会ったのが「誰もが志を生きられる」一新塾でした。

 

実際には業務に追われて一新塾に参加できなかったことも多かったのですが、
合宿に参加することで濃密に得られることが多くありました。そんな中でも
「ミッション・ビジョン基軸」「根っこを大切に」「エゴと志」の考え方は
私の迷ったときの考え方の軸になっています。そのツールが6つの箱です。
また、合宿で出会った方に言われた、「何かをやろうとすると、必ず出る杭に
なる。出る杭は打たれるが、突き抜けてしまえば打たれなくなる」という言葉
が私の支えとなっています。


●出会いと決断

 

同時期に私を大きく変えたのは先天性疾患を負った小児のお母さん方にとの
出会い、そしてそんな家庭を支える制度がついてこないなら自分が立ち上がる
と動いていた方との出会いでした。

 

このまま勤務医のままでは志を果たせない。行動を起こしてこそ、一新塾で
学んだ価値がある。そう決断し、モデルとなる診療所をいくつか見て回り、
決断から3ヶ月後、退職の意志を伝えその半年後に開業しました。

 

「過ごしたいところで、過ごしたいように、過ごせることをお手伝い」を
ミッション・ビジョンとして2017年12月に開業をし、活動しています。具体的な
行動目標として「本人、家族、地域を支える。そのためのすべてのリソースは
その地域にある。リソースに気づき、そしてつながることで、本人、家族、地域
を支えあう町づくりをする」としています。


●チーム作り

 

そのために医師としてのスキルアップ、本人・家族をフォローするチーム作り、
地域をつなげるための勉強会を主催、講演会も引き受けることで実践しています。
喫緊の課題としては、もっと本人・家族を支えるため、在宅医療の導入前、開始、
終了後のフォローに取り組む。さらに病院や地域と連続性をもって取り組むチーム
作りです。

 

これからも、一新塾で学んだマインドを忘れずにミッション・ビジョン基軸
で取り組んでいきます。

 

※オリーブ在宅クリニック
http://olive-homecare.com/

 

◎社会起業・政策学校一新塾

<東京・大阪・名古屋・仙台>

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http://www.isshinjuku.com/

 


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