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『塩山「OMOIYARI・OSEKKAI」プロジェクト』の取り組む、塩山に移住された一新塾OG松丸由美子さん!

今回は、一新塾41期の松丸由美子さんのメッセージをお届けいたします。

山梨県甲州市塩山(えんざん)は、ぶどうや桃などの果樹栽培が盛んで、
慈雲寺のイトザクラも有名です。

 

東京でシステムエンジニアとして忙しく仕事をされてきた松丸さんは
この土地の魅力と、地域の方の温かさに触れ、2016年から2拠点居住を開始。
2017年11月に一新塾第41期に入塾、塩山「OMOIYARI・OSEKKAI」プロジェクト
を立ち上げます。

 

そして、2018年春から塩山に移住。畑仕事を始められ、

まちづくりの活動にますます拍車がかかってきました。

松丸さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

 

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塾生活動レポート

『塩山「OMOIYARI・OSEKKAI」プロジェクト』

一新塾41期 東京本科 松丸由美子

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●塩山に移住した理由

 

対象地区の山梨県塩山大藤地区は昔ながらの思いやりあふれる場所です。
私は30年間都会のサラリーマンとして、忙しく生きてきました。
システムエンジニアとして、時間に追われる日々。
物質的には満たされているが、精神的には満たされない日々。
今振り返ると、他人に無関心で孤独だったと思います。

 

新たな人生にチャレンジすべく、2016年より2拠点居住を開始し、
2018年春に住民票を移しました。

 

きっかけは、当時の会社の社長から独立を促され(=戦力外通告)たこと。
その時、これからの後半人生は会社の為に生きるのではなく、自分の為、
地域の為に生きたいと考えました。

 

もう一つの理由は、東京での生活は必要以上に周りに気を遣い過ぎており、
精神的に疲れきっていました。会社と家族の束縛が辛かった。当時の私には
そういう思い込みがありました。

 

そんな中、友人の古民家探しに付き合っていたことがきっかけで、
塩山と出会いました。塩山には非日常の生活があり、ここに来ると
心と体が元気になれました。自然と週末はこちらに来ることが多くなりました。


●移住者だから、守りたい

 

移住した当初は、近所のおせっかいなおじさんがうっとうしくて仕方がありませんでした。
ある朝カーテンを開けたら、うちの畑におじさんがおり、畑を耕していたということもありました。

 

ですが、次第に見知らぬ人も思いやり、助け合う生き方に魅力を感じ、都会では
味わうことができないこの感じをいつまでも残したいと思うようになりました。
おせっかいだと思っていた近所のおじさんが、私の中で恩人に変わりました。

 

この地域も他の地方都市と同様に少子高齢化・耕作放棄地増加という問題を抱えています。
ですが、地域を支えている70代80代の元気なお年寄りからはあまり危機感を感じません。
私は移住者だからこの地域の良さを肌で感じ、守りたいと思うのかもしれません。
この世代の方が元気なうちに、何かしなければと思ったのです。

 

都会から移住してきた新規就農者を全力で応援していくことは、この地域の
問題解消に繋がると考えました。土地が借りられない、家がない、地域に心を
開けない等様々な問題を今度は私たちがおせっかい力を発揮し、新規就農者を
全力で応援することで解消したいと考えます。


●社会の現状

 

「都会 高ストレス社会、リストラ、早期退職勧奨」
私のプロジェクトのメインの対象者は、元都会のサラリーマンです。
都会では、平日は家と会社の往復だけ。通勤時間は片道1時間30分以上、
残業して家に帰るのは、夜11時。睡眠時間も4時間ほど。会社の為に精一杯
働いても、会社の業績により、早期退職を勧奨され、リストラ対象に。
仮に定年まで働いても、その後のビジョンがありません。

 

「地方 少子高齢化、耕作放棄地増加、後継者不足」
地方では、高校・大学卒業後、農業を継ぐ人が少なく、多くの方が県外に出てしまいます。
農業で生計を立てることが難しいこともあり、親世代も継いでほしいと思っている方は
少ないようです。その為、耕作放棄された土地が増え、害獣も増えています。
また、都会のサラリーマンが、地方に移住したとしても、地域のコミュニティ
に入れず、耕作放棄地や空き家を貸してもらえないことも少なくありません。


●私のビジョン

 

こうした元都会のサラリーマンに、塩山に来てもらって、畑で汗を流し、
生きていると実感してもらいたいです。家族と過ごす時間が増え、日々充実して
もらいたいです。さらに、農業で独り立ちし、地域の方と力を合わせ、地域を
守り、活気付け、充実した人生を送ってもらいたいと思います。

 

『種まき育てた野菜をつくる喜び、あげる喜び、もらう喜び
思いやり力(おせっかい力)あふれる塩山大藤地区を守る』
これが私のビジョンです。

 

地元の思いやり力(おせっかい力)と共に、新規就農者があたらしい農業、
地域を作ります。そして、地域の方と都会の方の架け橋になります。


●一新塾でプロジェクト立ち上げ

 

一新塾入塾のきっかけは、縫製工場の再生をアシストしている会社の社長が気になり、
その方の情報を収集していたところ、一新塾の講師をされていたとの情報を得た
ことがきっかけです。『再生』というキーワードは私のテーマでもあります。

 

プロジェクト立ち上げまでの動機とプロセスですが、当初は漠然とこれから生きて
いく地域の役に立つことをしたいと考えていました。
塩山の住まいの近辺も耕作放棄地が目につきます。10年後はどうなるのだろう?と考え、
今から何かを始めるべきだという考えに至り、『OMOIYARI/OSEKKAI』 プロジェクト
を立ち上げることにしました。

 

将来的に移住を考えている一新塾の仲間のお二人にメンバーに加わって頂き、
お二人には、何度も塩山に来て頂き、ここでの生活を体感してもらい、地域の人
とコミュニケーションをとってもらうことから始めました。

 

塩山に来てくれたメンバーから
「東京から1.5時間で来ることができる場所に癒しがある。地元の方に頂いた一杯
のお茶がささくれだった心を癒してくれる。」との感想をいただき、都会の人が
望む観光ってこれからはこういうことじゃないかと思いました。


●現場での活動

 

2018年3月には、塩山にて、UターンしたM夫妻へのヒアリングをさせて
いただきました。ご主人はエンジニアとして神奈川でお勤めでしたが、52歳で
早期退職をし、こちらでブドウ農家になりました。ブドウ畑は奥さんのご実家
の所有。ブドウ栽培は1年間農業学校で学んだので、問題なく始められたそうです。
収入は減ったが、無駄な出費が減り、自由な時間を持つことができ、家族4人
豊かに暮らしていらっしゃいます。

 

また、2018年9月には、調布市の深大寺手作り市で、塩山の新規就農者が
作った果物と野菜を販売しました。初出店でしたが持って行った野菜は完売しました。
野菜の産地(山梨県の塩山)に興味をもって下さったお客さんもいらしたので、
今後は塩山のPRにも力を入れていきたいと考えています。


●私も畑仕事

 

私は、移住してから畑仕事を始めました。
畑仕事は体力的にはとてもきついのですが、土に触れると「私は生きている」
と実感しました。

 

それまでは、都会で時間に追われ、惰性で生きていましたが、その時ここに
新しい居場所があるような気がしました。

 

加えて、地方で生きるベースは農業だと考え、山梨にある農業学校に1年間通う
ことにしました。農業学校では同じ志をもつ新たな同志も得ることができました。

 

また地域の方とも徐々に関係が深まり、今年は組(町会)に入ることができ、
地域行事に参加させて頂きました。
地域の方のご厚意で1反程度の畑もお借りすることになりました。


●今後の展開

 

まず、塩山に興味をもってもらう為に、イベントの開催(手作り市、ワイン試飲会、
古民家修復、耕作放棄地解消、農業体験など)、都会の人と地域の人が集う場所
づくり(cafe、マルシェ)を進めていきます。

 

イベントについては、手作り市に継続的に出店し、新規就農者の野菜を販売し、
都会の方と繋がっていきます。また畑を一反お借りできたので、耕作放棄地解消、
農業体験イベントも実施予定です。

 

2019年2月下旬から農業法人さんのお仕事をお手伝いさせて頂くことになり、
食育イベントの企画と運営を任されています。
また、地域の人が集う場所については、古民家をお持ちの方にお声かけして、イ
ベントの際にお借りするお話を進めています。

 

さらに、新規就農者を応援する為に人材支援、住まい・畑のマッチング、生産支援、
販売支援、加工に携わっていきます。

 

人材支援については、地元の企業さんに農業学校の友人(新規就農者)を紹介し、
3名の就業が決定しました。同じく、農業学校の友人が農家になるので、生産・
販売の支援を考えています。

 

また、加工を請け負ってくれる社会福祉法人さんがおり、そちらに果物や野菜の
加工を委託する予定です。加工して頂いたジュースやフルーツソースを手作り市
で販売します。

 

これらを実現させるために、塩山にたくさんの人が訪れてくれるようにしたいです。
と同時に、私自身が新規就農者でもあるので、農業でしっかりと生計を立てます。
その実体験を新規就農者に伝えていきます。

 

 

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