先週末の一新塾の講師は、伊勢崎賢治氏(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)。オンライン講座での開催でした。

国際NGOの職員としてアフリカの貧困問題に取り組んだり、国連平和維持軍を統括したり、またある時は日本の外務省から指名を受け、30年以上にわたって、世界各国の紛争現場で、紛争処理や武装解除の活動を行ってきた伊勢崎氏。

 

武装解除、兵士の社会復帰を実現させる通称DDRではゲリラ兵や軍閥に「自分たちで自分たちを解体させる」。自分で自分の武器を壊させるとき、ほとんどの兵士が涙を流すといいます。大学で教鞭をとる現在も自らを「紛争屋」と称する伊勢崎氏。解釈改憲で集団的自衛権の行使が容認され、安全保障関連法が成立した状況にあって、政府の暴走を防ぐための改憲案を護憲派の側こそが示すべきではないかと新9条案を提案。

 

世界各地での紛争処理、武装解除などに当たった実務家としてのご経験を踏まえて、日本の国防論の本質について、紐解いていただきました。

 

国際比較で厳然と突きつけられる、主権なき日本。
国際法に照らし合わせて、日本の法体系の未熟さ。
いかに私たちの日本人がたこつぼに入っているか、ハッとさせられます。私たち市民ができることは何か、政治を突き上げることはできないか、参加者一同、じっくり向き合わせていただきました。

 

参加された塾生の方の感想の一部を共有させてください。

 

●日本は異常の状況に置かれているということを初めて知りました。
米朝開戦によって日本は自動的に国際法上の交戦国になるというのは衝撃でした。
●日本の統治のあり方が法治国家になりきれていない事。
責任者の所在を曖昧にすることで、トップが責任を取らない状況を作ることで地位に汲々とし、責任者の都合の良い統治構造を守っている事。
●メディアの情報を鵜呑みにしないこと。また、国内のメディアのみに依存をしないこと。
●普段の日常を斜めから考えてみる。例えば沖縄の軍事基地の問題等、普段考えたことはなかったが、何気に過ごしていた日常を疑い、自分自身を振り返るという視点が大切だと実感した。
●行動を起こす時は「なぜ、その行動をとるのか」という根拠を自分の中にはっきりしておく。また、差別を許さない。

 

何より、常に揺るがぬ志を貫き、行動し続けていらっしゃる伊勢崎先生の人生からも深く学ばせていただきました。

 

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