一新塾講師に飯島博氏

6月16(水)には、日本を代表する社会起業家である飯島博氏(NPO法人アサザ基金代表理事)に一新塾にお越しいただきました。

「アサザ・プロジェクト」は、“湖と森と人を結ぶ”市民型公共事業として、のべ20万人もの人々が参加し、200を超える学校を結びつけた壮大な社会実験となっています。

飯島さんの徹底した現場主義から生み出された突き抜けたビジョンと世界観に触れることで、私たち自身が行動を起こすヒントを得ることが今回の講義のねらいです。

そして、今年も、既成概念を打ち破るご講義をいただきました。
これまでのものの見方から脱し、「空間を読みかえる」ことでこんなに可能性が拓かれるのかと、驚きの連続でした。

また、飯島さんがモヤモヤしたものを問い続ける中で、遭遇したガンジーの塩の道の話。ガンジーのばかばかしくも創造的な行為で多くの人たちを動かしてしまう計り知れない可能性を見て、

「子ども時代のあのときの自分が生きている!」

との実感があったとのお言葉はとても胸に響きました。
まさに答は自分の中にあるのだということに気づかせていただきました。

私たちも自らの根っこをしっかり掘り下げながら前進してまいりたいと
志を新たにさせていただきました。


『“農山漁村”と“都市の商店街”の橋渡しになる! 』         〜天下の台所と言われた大阪から全国の方へ伝えたい〜

今回は、このたび一新塾第24期を卒塾された地域科の森本栄美さんのメッセージをお届けいたします。森本さんは、4月に「えみこころ」を起業。“農山漁村の加工品”を“都市の商店街”で出張販売する活動を開始されました。

先日5月25日の『日本農業新聞』でも、森本さんの奮闘が紹介されました。

そして、6月9日(水)から11日(金)まで大阪市東住吉区の「駒川商店街」
での出張販売が決まりました!
「駒川商店街」は、ちょうど1年前、森本さんが最初に視察に訪れ、プロジェクトを立ち上げるきっかけとなった商店街でもあります。

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■     『“農山漁村”と“都市の商店街”の橋渡しになる! 』
■■    〜天下の台所と言われた大阪から全国の方へ伝えたい〜
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■■■■               一新塾第24期「大阪」地域科
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集落の核である総合商店の相次ぐ廃業、生産加工者である農山漁村の方たちが、売り先がなく困っている現状、また、まちの公営住宅に住む高齢者が、中小の小売店やスーパーの閉店により、買い物に不自由している現状。消費活動や流通の郊外化が進むなか、孤立していく農山漁村と都市高齢者。

両方とも疲弊している現実を知り、お互いが支え合い、再生するための橋渡し役ができればと、“農山漁村の加工品”を空き店舗が目立つ“都市の商店街”で販売する活動を始めました。
そして、今年35歳を迎える節目の4月に「えみこころ」を起業しました。
歩いて買い物ができる、都市の新しい「産直」、そして生活者起点の新しい
流通のカタチを築いていくために。

●これまでの人生

小・中学時代に、共働きで家族団らんの時間が持てなかったこと、祖父母の介護の手伝いができなかったこと、高校時代に優等生だった友人たちとのギャップに、いつしか強いコンプレックスを抱くようになっていました。

社会人になっても、「人からよく思われたい、負けたくない」という意識が
強く、他人の評価ばかりを気にして、転職を重ねていきました。最初に就職したのは、外資系の化学メーカー。次に、工務店で内装の現場監督、設計事務所で内装デザイン、高校での情報実習助手、生協と様々な世界で学ばせていただきました。

しかし、「本当に没頭できることを見つけ、今までの弱い自分を克服したい。刺激し合える仲間がほしい」との思いが湧き上ってきました。そんなときに一新塾を知りました。入塾してからは、日常生活のなかで楽しみ・喜びを見出すこと、人の長所を探すのが好きだったので、この良い面を活かせないかと考えていました。また、長い間建築業に携わっていたこともあり、まちづくりに強い関心がありました。

●目覚めた自分

一新塾に入って第1回目の定例会、大阪市東住吉区の駒川商店街の視察でした。小さい頃に行った商店街の活気がそこにはありました。商店主の威勢のいい掛け声やお客さまとのやりとりを見て、こちらが温かい気持ちになり、スーパーにはない、商店街ならではの人と人とのつながり、対面販売の魅力を再認識しました。

また、勉強会のなかで、まちづくりの観点から地元のシャッター街以外にも地方が抱える現状を知りました。特に、物流が途絶えたため業務用の冷蔵・冷凍庫で食糧を備蓄せざるを得ず、プロパンガスも届かないので薪を使って生活している集落があることは、私にとって大変衝撃的でした。「買い物」というごく身近なテーマだからこそ、また対称的な活気のある現場を見たからこそ、地方の痛みがよりリアルに感じられたのかもしれません。

●プロジェクトの立ち上げ

買物客が商品を目で見て、商店主と対話をしながら、満足して買う。そんな当たり前のことができない今の「買いもの」事情。「商店街が負の遺産ではない!!」視察を終えて、商店街の良さを改めて感じた私たちは、
「日本の商店街を元気にする株式会社」プロジェクトを立ちあげました!

●商店街の現場に飛び込む!

今までで商店街は50ヶ所以上、商店は100軒近く、地元大阪を中心に
兵庫・奈良・滋賀、そして東は横須賀まで足を運びました。商店街を中心に、外部環境や行政が抱える問題、例えば財政難など根本原因を調べ、それぞれにあった地域ビジョンを立てていき、各地でワークショップを行っていきました。

そんななか、和歌山のかつらぎにある花園という集落で、片道2時間かけて市場に仕入れに行き、集落に住む人たちの日常生活を支えて、がんばっている商店主に出会い、心を打たれました。

かたや、地方にあるシャッター街。最も驚いたのは、シャッターを閉めた店
がどこも困っているわけではないという事実でした。「ものを置いたら売れる時代ならよかったが、このご時世、開けた方が赤字になるから」と。しかし、商売をやっていたことのある人なら、きっとお客さまの喜ぶ顔が見たいはず! 商店街の空き店舗で出張販売をするのは、そういう諦めかけている商店主に気付きをもたらしたい、という思いもあります。

●農業に関心を持った理由

ターニングポイントは、視察を通して、「商店街が元気=生鮮食品店がある」ことに気づき、八百屋そして農業に関心を持つようになったことでした。現場に行ってお話を聞き、山間部では関東などの平野部とは違い、作付面積が小さく、大規模な生産はできないものの、そのぶん農産物一つひとつに対する愛情が強いことを感じたのです。

それにもかかわらず、JAの統廃合が進むなかで、地域に支所がなくなり、取り残されていく集落、直売所のスーパー化、それに伴い増え続ける廃棄される野菜たち。ヒアリングを続けていくなかで、地域ぐるみで必死にがんばっている農産加工品に力を入れている生産者が増えてきていることを知りました。

●地方が元気になるお手伝いがしたい!!

「食」は暮らしの原点。天下の台所と言われた大阪から全国の方へ伝えたい思いがあります。「地方特産品」を軸に、地方の「売りたいもの」を都市の「買いたいひと」へ届けたい。商店街を核として、地方のストーリーのある商品に、ひとの温かなサービス(心)を込めて、都市での買い物をするひとに届けたい。農山漁村のチャレンジする姿勢を支援し、地方で産業がおこり、元気になるためのお手伝いがしたいと。

その思いが強くなったのは、宮津に仕入れ交渉に行ってからです。天橋立で有名ですが、観光客が激減しており、人口が二万人を切るという深刻な状況。そこで、水産業を元気にしようと、加工品に付加価値をつけ、都市の人に買ってもらうことで、売上を上げ、若い人の雇用を生み出したいとの思いを聞きました。なんと、異業種の工務店さんが、建築の知識を活かし、「天橋干し」を開発。「まちのみんなの生活水準が上がり、新しい家を買ってくれるようになるのが夢だ」と語る姿を見て、一層刺激を受けたのです。

●生活者起点の流通のカタチを目指して

生協で地域訪問をしていたとき、便利さを求める一方、運動がてらに、近所の人と買い物をするのを楽しみにしている単身高齢者が多いことを感じていました。また、私自身も都市での生活に慣れ、車を運転しないこともあってか、道の駅や大型商業施設など郊外型の買い物には、どこか違和感があったのです。

そこで、歩ける範囲で拠点を設けるために、大阪市内の商店街の空き店舗のほか、近くの住宅の軒先・駐車場・集会場・福祉施設・企業・マンション・公営住宅の敷地内などでも販売しようと、自転車で駆け回る毎日です。地域の方たちに対面でサービスをするのは、対話を通して、コミュニケーションが図れたり、ご用聞きや安否確認も兼ねられると思ったからです。

また、出張販売をしているなかで、リピーターの方も増えてきました。
今後は、さらなる利便性のアップのために、会員制度やステーション(商品の受け取り拠点)も考えています。

さらに、商店街を利用されている方には、買い回り品と地方特産品をセット
にした定期的な宅配なども、商店主と協働して行う予定です。
これらは、年明けに開設するアンテナショップと連携ができればと思います。

●私の人生のライフワーク

「大阪の森本です!」初めて電話をしたり、会いに行ったりするときの第一声です。これからも、農山漁村や商店街、都市で暮らす生活者のなかに飛び込んで、多くの人に出会い、活きた情報を届けていこうと強く思います。

いつか私が子供を持ったとき、心に熱い思いを持って、一生懸命に働く姿に、誇りを持ってもらえたら、さらには、次の世代を担う子供たちにも、この事業を通して、地方で働ける環境を整えていけるよう、まずは自分ができることから始めていく覚悟です。

私たちが老いたときに、家族や友人との孤立で寂しい思いを抱えても、
若い人たちが近くにいて話ができれば、元気はきっと連鎖すると思うから。

『 銚子市のまちづくりプロデューサーとして生きる! 』

このたび、一新塾第18期生の向後功作さんのメッセージをお届けします。

向後さんは、一新塾受講期間中に勤務先の銚子電鉄の経営危機に直面。ぬれ煎餅を買ってください!!電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」 との呼びかけに2週間で1万件の注文が殺到! 多くの市民を巻き込んでの 復活劇を最前線に立って奮闘された様子は、一新塾ニュースでも何度かご紹介 させていただきました。

(詳しくはぜひ、向後さんの著書『かんばれ!銚子電鉄 〜ローカル鉄道とまちづくり』日経BP社刊をご覧ください。)

その向後さんから、「第二ステージに向けて1歩を踏みだします!」との
ご連絡をいただきました。
銚子市のまちづくりプロデューサーとして新たな挑戦に向かう向後さんのミッション・ビジョン、ぜひ、ご一読ください!

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■    『 銚子市のまちづくりプロデューサーとして生きる! 』
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■■■■                   一新塾第18期 本科
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この度、27年間勤務した銚子電気鉄道株式会社を退職しました。
20年前から考えてきたことを、実現するための1歩を踏みだそうと考えた結果です。

私が描いた銚子市のビジョンです。

●銚子市ビジョン

新しい観光「ニューツーリズム」でこれまでに銚子に無かった観光のスタイルを 根付かせようと考えています。そこから、個人や地域の利益を生みだすことにより、市民のやりがいを芽生えさせることが出来たら良いと思っています。

銚子の産物のおいしさを伝える人、まち歩きの楽しさを案内出来る人、伝統的な知恵を伝えられることを生き甲斐に感じられるお年寄りが街中に沢山観られることを、市民の笑顔と健康の元にできたらと思っています。株式会社いろどりのように。


●銚子市の現状

それまでの銚子は「生活に困らないまち」でした。
豊富な第一次産業や第二次産業に支えられて衰退の危機感の感じ方に世代の差が大きくありました。

また各産業の中でも利害関係の主張により意見がかみ合わなかったり、一言で言えば「まとまりがない」状態でした。現在、中心市街地は商店街機能が著しく減退し人口も7万人を割り込み、観光客も減少しています。

かつて、大いに賑わいっていた頃の銚子には、資本家を中心にプロデュースする人たちがいましたが、現在では行政依存が大きく、プロデューサー不在の地域です。


●地域との密接な連携の必要性

22年前運転士から、鉄道業務を管理する部署へ異動となりました。小さな会社ですから営業から設計・開発・申請、実行、検証など全てのことに関わりました。また同業の鉄道会社の担当者と意見交換をする機会も多く、「地方の一事業者だけでやっていくことは無理がある、共同でおこなうことや、同じ目線で補い合うことでもう少し、コストと労力のかけないでやっていけることがあるのではないか」と考えるようになりました。

その後、銚子市内でいくつもの市民活動に参加させていただきました。地域との密接な連携の必要性の重要さを強く意識するようになり、そこにのめり込めばのめり込むほど、会社での業務をしながら地域の活性化や、地方鉄道の存続維持の問題に関わることに時間不足を感じるようになりました。


●プロデューサーへの決意!

そして10年ほど前から、「家族に会社を辞めてやっていきたい」意志を伝えました。銚子市世紀越え事業の市民企画委員として、官民一体の事業に参画させていただいたことが転換点でした。「銚子市の活性化は行政主導でなくても、市民主体でも可能」なんだと、考え方を進める切っ掛けとなりました。

そして、40歳の誕生日を迎えようとしていた頃に、千葉大学工学部都市環境システム学科の社会人枠のことを知り、「まちづくりについてきちんと学ぼう」と意を決して入学しました。

千葉大学での4年間で、まちづくりについては考えたり行動したりいろいろな知識や経験を持った多くの人たちに出会いながらも、世代や経験の違いなどの様々な要因により、まとまらないプロジェクトやかみ合わない意見の行き違いが、それまでの銚子と被って見え、調整役としてプロデューサーが必要なんだと確信しました。

そして、それは誰かを待つことではなく自分でやらなければ道は開けないと考えるようになり、プロデューサーとなる決意をした上で、自分の周囲の人たちや、地元の県会議員などにも意志を伝えてきました。


●一新塾との出会い

私は、まちづくりプランナーやコンサルタントとして活動するのではなく、銚子というフィールドの中で、具体的に市民と共に働くプロデューサーとして活動していくことを目標としました。

そんな折り、一新塾第4期生の(株)ライトレール代表取締役の阿部等氏と出会い、一新塾の存在を知り研修室のドア叩かせていただいた訳です。
さっそく、自己実現について足りないものを見つけたくて、そのきっかけに
なればと入塾させて戴いたことを昨日のように思い出します。


●銚子電鉄の危機を乗り切る

入塾後、当時の勤務先であった銚子電鉄の危機を「ぬれせんべい」の販売で乗り切ったことは、全国的に知れ渡ることとなりました。そのことが切っ掛けで知り得た人達はとても多く、今の私を支えてくれている宝となりました。あの危機を乗り切ったことによって、それまでに関わった人たち、その後に関わった人たちとの絆はさらに強くなっていきました。そしてその最中でも、私は銚子電鉄を辞めてまちづくりプロデューサーへの志を口にして、今日までの準備をしてきました。


●見えてきた私の進む道

明確にプロデューサーを目指すと決めたころから、観光立国に向けた政策も動きだし、観光庁が設立されました。そして、私の進む道として見えてきた
のは、銚子市の「ニューツーリズムによる観光によるまちづくり」と「地方の鉄道沿線の活性化」のプロデュースです。さらに、地方鉄道が連携し共同で事業を進めることでコストダウンを図ったり、PR力を拡大しつつ地域鉄道として地域利益に貢献できる鉄道経営に関わらせて戴くことです。


●「ニューツーリズム研究会」「一般社団法人交通環境整備ネットワーク」を立ち上げ!

地元銚子での活動の基盤は、5月に入ってから市役所との関係づくりに努めると共に、地元の有志の皆さんと「ニューツーリズム研究会」を立ち上げて動き出しています。

地方鉄道事業へのアプローチとしては、昨年4月に交通ジャーナリストや
国土交通省のOB、地方鉄道数社の社長、そして大学関係者や一般市民の皆さんに参加していただいて一般社団法人格を取得し交「通環境整備ネットワーク」を設立し、活動を始めていました。地域鉄道フォーラムや鉄道茶論の開催と、学生を対象としたセミナートレインを事業として行いました。

いまこうしてスタートラインに立った段階ですが、しっかりとした走りを
イメージして第一歩を踏み出していきたいと思います。

節目

先週は、一年前に入塾された24期生の卒塾式でした。
1年前に入塾されてから今日まで、密度の濃い一日一日が思い浮かびます。

「志を生きよう!」との思いをもって、一新塾の門を叩いていただきました。そして、一市民として、「社会の現実」に身を投じていただくことで、
プロジェクトが次から次へと生まれました。
社会変革者としての当事者意識が大きく育まれながら、同時に、
自らの根っこを掘り下げ、その意味を深めていく歩みがありました。

ある時は、悩み、葛藤し、紆余曲折の歩みがありました。
しかし、志を果たす道を歩むとは、これまでの出会いや出来事の一つひとつが、何一つ無駄なことなく一つに結ばれていくプロセスであると改めて実感しました。同志と共に体験した、一つひとつの出会いと出来事は、志を育むためのかけがえのない大切な財産となるのだと思います。

この日、110名の26期生に、主体的市民の道を歩む同志として、
加わっていただきました。

『 今、沖縄で何が起こっているのか? 』

普天間基地の移設問題で、いま、日本は大きく揺れています。
一新塾第24期生の春田一吉さん。春田さんは、沖縄には年数回、20数年行っており、5年前より辺野古で新基地反対で座り込みをされている方々と活動を共にされてきました。
昨年8月に一新塾第24期で「東京の方々に辺野古を伝えようプロジェクト」を立ち上げ、春田さんの志に賛同する塾生と一緒に活動がスタートしました。

プロジェクトメンバーの一人、長野県在住の長崎光芳さん。
2009年9月20日〜23日に春田さんとともに初めて辺野古を訪れました。

●その時の熱き現場視察体験記はこちら!
http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/merumaga/kn_091028.html

そして、2010年4月29日〜5月6日、春田さんと共に再び辺野古を訪れた長崎さん。現地で肌で感じた実感を綴って下さいました。長崎さんの切実な憤りと湧き上がるあたたかい気持ち、お届けさせていただきます。

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■       『 今、沖縄で何が起こっているのか? 』
■■         〜 4/29-5/6 GW 辺野古訪問2回目〜    
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■■■■                    一新塾第24期 本科
■■■■■□                       長崎 光芳

汝の敵を愛せよ

座り込み2200日を越えた辺野古のテント村で嘉陽のおじいに伝えていただいた言葉、それは、聖書の一文であり『相手への尊厳』を重んじる言葉である。

想像してみてください。(ジョン・レノンじゃないけれど・・・)

あなたのご近所に人を殺す訓練をされている住人がいることを基地のある都市は治外法権なんだから、レイプも強盗も引き逃げも甘くみてくれると思っている住人がいることを沖縄の方々は65年間ずっと耐えてきたのです。
「またかっ」と日常茶飯事のできごとなのです。
「公害じゃなくて人害だ」

宿泊先の民宿のお父さんは言った。

もっと今沖縄で何が起こっているのか多くの方に知っていただきたい。
沖縄によく『癒し』を求めに本土の観光客は来てくれますが
本当に『癒し』が必要なのは沖縄県民の方だよ。

テント村で平良牧師は言った。

もっと、沖縄の今を知る努力を内地の人はして欲しい。
テント村に来てくれるのはいいが、「がんばってください」
ってなんだよ!他人事としか聞こえないよ。

東恩納 琢磨議員は言った。

辺野古に行かなければわからならかったことがある。
辺野古に行かなければ感じられないことがある。

沖縄基地建設反対派の稲嶺名護市市長が当選、
4.25沖縄県民集会で9万5千人以上が集結し、県民一丸となって県内移設反対の民意を示した沖縄

それでも政府は沖縄に基地を置く方針を変えなかった。
私は沖縄にくる前から政府に何の期待も持っていない人間のひとりだが、
基地建設される沖縄に恩恵のある軍産複合体利権の弾圧があるとしか思えない。

それは、ひとつに民主主義は沖縄に存在していないということ。
ということは、日本は民主主義国ではないということ。

『権力は人にあらず』

相手が人であればいつか解りあえる日を期待したいが
『権力』は人ではない。それを私はあらためて沖縄で確信した。

でも、逃げることはやめにしよう。
自分からも、この国からもどうせ見切りをつけるなら戦ってから決めればいい。

そんな気持ちにさせてくれたのは、私と同年代、それよりも若い世代(25〜30代)が沖縄を変えようと、真剣に沖縄の未来を語り、人生をかけたミッションに挑んでいる姿を数多く目の当たりにしたからだ。

『熱は伝導する』その若さから伝わる『熱』を私は確かに沖縄で感じとってきた。

もし、国を変えるものがこの世にあるとするならば、
それはまさしく、『その熱があるか、ないか』の違いだけではないだろうか。

辺野古の方々は2200日を越える戦いを今も続けている
市民が協力して国家権力に立ち向かう意味は、はかりきれないほど大きい。

その大きさの意味を知り、戦い続けてきた方々にはゆるぎない『実感』があった。

『基地はどこにもいらない』

沖縄で出会った素晴らしい方々の胸にいつもそれはある。
沖縄県民の心にいつもそれはある

『基地をなくすにはどうしたらよいだろう』

沖縄が基地に頼らないで沖縄で食べていければいい。

基地に頼らない沖縄経済の自立が、
基地には反対だけど生活の為に泣く泣く基地容認派にならざるをえない方々
を救い基地容認の票が少なくなる。

基地容認の票が少なくなるだけ、基地反対派の勢力は強まる。
基地がなくなれば沖縄からアフガンなどへ飛ぶ戦闘機もなくなっていくだろう。
別の基地を模索・検討する間、どこにも爆薬は落とされない。
すなわち、基地に頼らない沖縄経済の自立は平和活動になるのだ
そんな経済活動に参加して自分の命を燃やしてみたい。
そんな夢を私は沖縄で見た。

すでに、沖縄一新塾の集まりでお会いした片岡 勝さんは
それを実現すべく沖縄で動いていた。
「沖縄から覚醒される日本」を掲げて。

私は『良心』という美徳で支えられている日本国民が大好きです。
だから、同じ日本であるにも関わらず沖縄ばかりが犠牲になっている現状を知った以上

『放っておけない気持ち』になった日本国民のひとりです。

弱くて、美しくて、尊いものを護る本能。
私はその本能のままに生きることに決めた。

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