私たちがこれから突入するのは、答えのない時代です。
人口減少、少子化、高齢化、財政赤字、経済の低迷、
国際競争力の低下、格差拡大、ワーキングプア、雇用問題、
環境問題、教育問題、コミュニティの崩壊、家庭崩壊、
児童虐待、孤独死、3万人を超える自殺者・・・。

まだ、解決の糸口のつかない難題が山積していますが、
もはや、欧米諸国に問題解決のモデルはありません。
こうした答えのない時代に突入するにあたって、私たちは
どうすればいいのでしょうか。

これからは、私たちの生活の中で、あるいは、仕事の中で、
誰も経験したことがない難題が押し寄せてくるでしょう。
こうした時代にあっては、私たち自身の“人間力”が何より
問われる時代なのではないかと思います。

こうした難題に遭遇した時に、あなたが、どの時代の、
どのタイミングに、どんなビジョンを描いて、一大奮起してやるか。

あなたが、限りを尽くして、突き抜けたビジョンを思いっきり語って、
身を投じて邁進する。あなたの一大奮起こそが試されるのだと思います。
人には自分なりの臨界点というのがあります。時に、人はその臨界点を
超えるとき、強烈な求心力が生まれます。

その求心力は、周りの人々をひきよせ、他の人にも臨界点を超える力を発揮させます。そして、それが次から次へと他の人たちに連鎖して、ついにはムーブメントになって時代を変革する力となるのです。

ですから、新しい時代がどう拓かれるかは、あなたの一大奮起しての
“人間力”にかかっているのです。
11月7日には、いよいよ一新塾25期生の卒塾式となります。
一年を振返って、私がいつも驚かされるのは人間の爆発的な成長力です。きっかけを得ることで、瞬時に大きな成長を果たす塾生の姿をこれまで何度も見させていただきました。

人は誰もが、既成概念という堅い殻の中にいます。
成長するとは、まさに、この堅い殻が打ち砕かれることであり、その瞬間、新しい世界観がパっと開かれます。気づきは、瞬時に訪れるのです。

そして、この衝撃が大きければ大きいほど砕かれる振れ幅も大きくなり人生の転機に結びつくことがあります。

一新塾には、こうした自らの堅い殻を打ち砕く起爆剤がゴロゴロしている場です。ある時は塾生同士の議論の中で、ある時は講師からの一言、ある時は現場に飛び込んで出会った人たちや出来事によって、多くの25期生も砕かれました。

そして、自らの志を呼び覚まし、本来の自分に立ち戻り、新しいスタートラインに向かっています。

なお、11月7日は、27期の入塾式でもあります。
ご関心ある方は、ぜひ、説明会にご参加ください。
10月20日(水)19:30〜21:40
10月23日(土)15:00〜17:30
詳細は↓
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
9月12日、新宿で塾生主催のシンポジウムが開催されました。
「『虐待の真実』〜もう、ほっとけない。今私たちにできる第一歩」 第25期生の佐藤孝典さんが「子ども虐待予防プロジェクト」のメンバーと ともに創りあげた手作りのイベントです。 このたび、佐藤さんにシンポジウム開催を振り返ってメッセージをいただきました。佐藤さんのミッション・ビジョン。そして、シンポジウム開催に至るまでの佐藤さんの葛藤と決意が胸に響きます。ぜひ、ご一読ください。

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■        『 子ども虐待予防プロジェクト 』
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■■■■■□                一新塾第25期本科 佐藤孝典

●ミッション

 私のミッションは虐待予防のための仕組みをつくることです。
 今、子どもが死亡する悲惨な事件が後をたちません。虐待は決して新聞やテレビの向こう側のことではなく、私たちの住む地域の中で起こっています。今現在も、声を殺して苦しみに耐えている子どもたちがいます。虐待問題への取り組みも、早期発見、保護の方法など、虐待が起こった後の対応が中心なのが現状です。私はなんとかして虐待の“発生予防”をする仕組みを作りたいと考え活動をしています。

 虐待増加の根本原因には社会構造の変化に伴う、コミュニティの問題、核家族化の問題、親の精神的など様々な問題が複雑に関わりあっています。

 私は4年前、実母から虐待を受け傷ついた少女に出会いました。助けを求めるような、怯えるような、そしてどこか諦めてしまっているような目をした少女。なんとも表現できない彼女の目、表情を私は今も忘れることができません。

 それまでの私にとって、虐待は自分とは関わりのない他人事でした。しかし、ひとりの虐待被害児との出会いから、虐待は身近な問題に変わりました。虐待を調べれば調べるほど、問題は複雑で、解決が難しいことがわかりました。そして問題の根本解決には、福祉の一分野だけでなく、制度を変えたり、一般市民の意識を変える必要があると考えましたが、当時の自分は自信がなく行動に移せずにいました。私はなんとかして虐待を無くしたいという気持ちを抱きながら模索を続けていた時に一新塾に出会いました。

一新塾プロジェクト立ち上げ

 私は一新塾で、「虐待予防」のビジョンを掲げました。このビジョンに共感してくれた3人の同志が集まり、プロジェクトを発足することができました。まずはじめに、私たちは一新塾で教わった「現場主義」の考えの元、育児家庭、児童養護施設へインタビューを行いました。

 私を含め育児経験のないメンバーや児童養護施設に行くのは初めてのメンバーもいました。児童養護施設に暮らす多くは、虐待が原因で保護されてきた子どもたち。プロジェクトメンバーは、幼い子ども達に直接会った事で、虐待を受けた子どもたちの現状を知り、いっそう、虐待から子どもを守りたいという気持ちが強まりました。

 同時期に、私は過去に虐待を受けた虐待被害者の兄弟とインターネットを通じて知り合いました。私はすぐにアポイントをとり、直接会いに行きました。私は被害者のお二人と話をし、「福祉制度を変えるのと同様に、もっと一般の方に虐待は特別な事ではないという事を知ってもらいたい」という当事者の思いを知りました。彼らの気持ちに答えることが私の役目であると考え、虐待被害者の彼らと共に当事者の声を一般の方へ届ける、シンポジウムを開くことを決めました。

●同志と協働してのシンポジウム開催

 9月12日のシンポジウム開催は、私にとって大きなチャレンジでした。本音を言うと、シンポジウム直前まで、私は虐待問題に関わることに恐怖心を抱いていました。私の発言や行動で、虐待被害者を傷つけてしまうこともあります。また私自身自分に自信がなく、シンポジウムなど大それた事をしてよいのかとも悩みました。しかし、私は活動を続けることができました。それはプロジェクトメンバーの支えや、虐待被害者の方の協力があったからです。プロジェクトメンバーは「なんとかして虐待を無くしたい」という自分の根っこにある気持ちを7ヶ月間、ずっと支え続けてくれました。

 そしてもうひとつ。シンポジウムでは虐待被害者の方が虐待体験を語ることになっていました。人前で虐待体験を語ることはとても勇気が必要です。彼らが勇気を出して人前に立つというのに、私だけ怖じ気づいている訳にはいきません。そう思った時、私は初めて本当の覚悟ができました。

 シンポジウムへは多くの方が参加してくれました。中には、自身も虐待の被害者だと言う方のカミングアウトもあり、虐待被害者と一般市民が共に「虐待予防」について意見を交わす貴重なシンポジウムとなりました。参加者からも継続を希望する声を頂き、私たちはこの活動を続けて行く事を決めました。

●今後の展望

 プロジェクト発足から今までを振り返ると、インタビューや、シンポジウム開催を含めてわたしひとりの力ではなし得なかったことが仲間の協力のもとに実現することができました。私は仲間との協力が全ての事に当てはまると知りました。問題を解決するには、ひとりの力では限界があります。支え合う仲間とのつながり必要です。私はこのプロジェクトを通じて、今まで関わることのなかった多くの人とつながることができました。私たちの活動は始まったばかりで、まだ何もなし得ていません。しかしこのつながりを大切にして、活動を継続していくことが、次のステップにつながると信じています。私はさらに多くの人と協力し「虐待予防」活動を続けていきたいと思います。

もし、あなたが新しい一歩を踏み出そうと思うのなら、
もし、あなたが社会を変えようと思っているのなら、
私は3つのステップが必要だと考えます。

一段階目は、自らのミッションを定めること。
二段階目は、ミッションを現実に結ぶためにプランニング技術を学ぶこと。
三段階目は、社会実験に挑むこと。

大切なことは、一段階目のミッションを鮮明にする段階でも
同志の存在がとても大きいことを知ることです。

多くの人は企画書が完成しなければ他人に相談できないと思っています。それゆえ、ミッションが定まるまでは一人で悶々と悩んだり考えたりします。あえて人とは話をしない。いわゆる、二段階目までは一人で行う人が多いのです。

けれども、実は漠然としたミッションであっても
ありのままを伝えることができれば、企画書が完成していなくても
切実感を共有できる同志であれば、必ず引き上げてくれます。

つまり、上記の3つのどのステップでも切磋琢磨しあう同志がいることで何倍もの相乗効果が生まれるのです。

同志と出会えば、共鳴が起こり、シナジー効果によって、
一人のときには思いもよらなかった計り知れない可能性が開けてきます。

それは、一新塾の先輩方が自らの社会実験を通じて証明してくれています。同志との出会いからすべてがはじまるのです。


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■■■■            【 参加者募集 】
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■■   一新塾 第27期(11月開講) 説明会&体験ワークショップ
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■■       『“根っこ”を掘りさげたい人、集まれ!』
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■■■               東京本科
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一人ひとりの個性を、伸び伸びと存分に発揮する「市民パワー」。
それを引き出し育み合う場が一新塾です。

ここでは、全員が自分の根っこを相互に掘り下げあいます。
漠然とした思いの方は自らの志を発見し、思いが定まっている方は、さらに志を鮮明にして、社会の現実に向かいます。共に学び、共に行動しながら、 ミッション基軸の社会変革プロジェクトに挑戦してゆきます。

一新塾は、このような挑戦を応援しあう、志でつながるコミュニティです。
プロジェクトを通じて社会変革を目指すと共に、この実践のプロセスを通じて自らが志を果たす生き方が開かれていく場でもあります。
(人生の転機の相談にも乗っています。)

説明会では、一新塾創設16年の歩みから生み出された市民の知恵、
フレームワーク、講義、塾生の学びをお伝えします。

「政策提言・社会起業・市民プロジェクト」という方法論を駆使して
どのような社会変革の実験をしているのか、一人ひとりがどのように成長してゆくのか、どう人生が変るのか、現在進行中の様々な塾生のチャレンジの物語もご紹介させていただきます。

 説明会の主な内容(予定):
    ●激動の時代だからこそ、削ぎ落とす学びでミッションを鮮明に!
    ●「自分の人生」と「社会の現実」を交じり合わせる現場主義
    ●「根っこ」と「幹」がつながる目覚めの連鎖
    ●誰もが社会創造に参加できる「志のコミュニティ」とは?
    ●1年間でここまで変る!(学び、発見、成長、同志)
    ●三束のわらじを履こう!〜「社会起業」「政策提言」「市民PJ」
    ●OB/OGとの交流タイム・質問タイム

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【東京本科 説明会&体験ワークショップ】
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 テーマ:『“根っこ力”で社会変革!
       〜ミッション基軸ででネクストリーダーを目指せ!』

 日 時:2010年10月13日(水)19:30〜21:40
          10月16日(土)15:00〜17:30
          10月20日(水)19:30〜21:40

 会 場:一新塾セミナールーム
     (住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
     (地図)http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
 講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
 お申込み:http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

< 一新塾「第27期」概要 >━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◎開 講:2010年11月7日(日)
 ◎期 間:12ヶ月、『講義』『プロジェクト実践』『コンサルティング』
      平日夜間・土日で学びます(月4〜5回程度)
 ◎コース:政策提言・実現コース
      社会起業コース
      市民プロジェクトコース
 ◎ 科 :本 科(東京)
      地域科(大阪・名古屋)
      通信科
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混迷の時代、私たちは将来ビジョンを描くのが難しいかもしれません。 加えて、組織の縦割りとピラミッド構造が、思考停止を増幅させます。 個人で話をすると創造的で柔軟な発想をする人が、組織になったとたんに思考停止が起こってしまいます。

さらに、社会の枠組みをつくる作業は、政治家や官僚だけがやるものといった役割分担が浸透してしまっています。国民はミーイズムに呑まれ、自分や家族、一部の親しい仲間にしか関心が抱けずにいるのです。

しかし、全ての人は社会創造の作業に関わっていける権利があります。この最も創造的で心躍る作業を私たちの手に取り戻したときに、ビジョンを取り戻せるのではないでしょうか。それは、新しいコミュニティーづくりであり、新しい地域づくりであり、新しい国づくりです。

さて、今回は卒塾を一カ月後に控えた第25期生の野上哲也さんのメッセージをお届けします。野上さんは5名の一新塾メンバーとともに、栃木県宇都宮市大谷町の、幕末に建てられたかやぶき屋根の古民家・渡辺家を維持継承するためのプロジェクトを展開中です。

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■         『 大谷の大屋根プロジェクト 』
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■■■■                 一新塾第25期本科 野上哲也
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●一新塾に入る

 この夏、せみの声を聞きながら栃木でお茶を摘んだ。
お茶を摘むには少し季節外れだけれど一新塾のメンバーと地元の方と一緒にお茶を摘んだ。そうして摘んだお茶が先日、紅茶になった。来年の初夏には一番茶を摘みに行く予定だ。出来れば地元の子供たちと一緒に。
さて、僕らがなぜ栃木でお茶を摘むことになったのか。

 ぼくは、建築設計事務所で働いる。子供の時はケーキ屋さんになりたかった。お店をどうしようと想像していたら内装の仕事に興味が出てきた。建築を勉強しておけば建築・内装設計のどちらもできると知り合いの設計士に勧められ建築学科へ入ることに。大学を卒業して将来どうしようとフラッとしていた時期もあったが、やはり、設計が好きでこの仕事をえらんだ。(いつかケーキ屋さんをという思いは今もある。)働き始めて約5年、小さな事務所だが自由な雰囲気の中、プロダクトからホテルまで様々なものを設計している。

 もちろんクライアントと向き合って、建物をつくっていくことはとても貴重な経験だ。けれどその一方で、ビルの一室にこもりコツコツやっているデザインや設計が社会とどうつながっていくのだろうとふと疑問に思うことがある。

 建築家の仕事とは社会的な仕事っていわれて教育を受けてきた。しかし、どうもその実感がない。今の世の中、僕が建築家として社会とどう関わっていけるのだろう。そもそも、いったい今僕が生きている社会ってどんなだろう。僕は、何も知らないではないか。これまでの環境の中で考えても、答えは見つからないだろうなということだけはわかっていた。自分の周りを広げていっても出会わない人たちと出会ってみよう。そこで考えてみよう。そうして僕は一新塾の塾生になった。


●プロジェクト立ち上げ

 僕が一新塾で立ち上げたプロジェクト、
 それは、栃木県にある茅葺の家の保存継承していくお手伝いをすること。

 古民家の屋根裏―そこには純粋な暗闇と光、静けさと重力がある―に魅せられて、大学院で古民家の研究をしていた。それを知る友人から、ある古民家の調査依頼を受けた。(実測し図面を描く。資料を調べたり聞き取りをしてその建物の来歴、特徴をまとめなどして建物の基礎的な資料を作成する。)茅葺の家を残していきたいけれど、いつ頃建てられたのか、どれくらい価値があるのかわからないので調べて欲しいとのことだった。茅葺のみならず、蔵や門や庭、畑などを含めた景観がすばらしい。さらに、今こうした古民家がどんどん減っている中で実際に住まわれていることも非常に貴重だ。ぜひとも残って欲しいと感じた。

 調査の合間に、ご当主から茅葺を維持していくことの難しさをお聞きした。住宅としての性能的な面、価値観の問題もあるが、なにより葺き替えの資金確保の問題が茅葺維持を難しくしている。

 今では地域で唯一の茅葺の家。今年はお隣さんの葺き替えを手伝ったから来年は家をやってもらいましょうといったコミュニティはもうない。相互扶助のムラ社会が崩壊した現在、個人で専門業者に依頼し茅葺を維持していくのは非常に負担が大きい。

 ご当主は”いいかたち“で残していければと言う。そのいいかたちとはいったいどんな形なのだろう。これまで、調査・研究はしていたが、保存活動に積極的にかかわった経験はない。しかし、何が出来るか具体的に動いてみよう、そう思えた。

 建築マニアの僕だけで頭をひねってもいいアイデアは出てこないだろう。建築を使い、維持していくのは決して建築の専門家ではない。もっと、違ったアプローチでものを考えてみたい。ちょうど一新塾のプロジェクト立ち上げの機会と重なり、いろんな方と頭をひねろうとプロジェクトを立ち上げさせてもらった。

 地元の保存の会との話し合いを通じて、ムラ社会に代わる茅葺維持に協力してくれるコミュニティを作ること、資金確保の仕組みを提案できないかと考えている。

●『○○家茶』ブランドをつくってみよう

 その一つが家の前に昔からある茶畑から紅茶を作ること。

 今ある茶畑の手入れをして地域の子供に食育の一環で茶葉を摘んでもらう。地元の製茶工場で紅茶にしてもらう。パッケージデザインは子供の描いた茶摘みの絵日記で。地域のお店で、販売してもらおう。おいしい上に飲むと茅葺保存に一役買える紅茶として。

 こんなストーリーを持った紅茶を作ってみたらどうか。
さらに、

 お茶だけの手入れをするのは無駄が多いので、一緒に農業体験を始める。農業体験にあわせて季節のイベントを開催する。大屋根の下で一緒に作業をしてお茶を飲みながらいろんな話をする。楽しんでくれる人たちがファンとして茅葺維持に協力してくれるつながりになる。

 ハードとしての建築だけでなく、小さいけれど教育、雇用、農業、出会いの場づくりといった色々なことをちょっとずつ含みながらこのプロジェクトが進んでいく。茅葺の家が生き生きと地域の中である価値を持ちながら存続していく。

 まだ、半分以上空想の話。個人の家であるがゆえに難しい点もある。どうなるかはわからない。しかし、活動の中でお会いできた方にちょっとずつヒントをいただき生まれたストーリーでもある。
 
 これから、ご当主やご家族、地元の有志、プロジェクトメンバーと相談しながら愉しく長く続けていける“いいかたち”を探っていきたい。

 また、こうした活動の中で何かモノが生まれるのであれば、そのデザインはしっかりと根っこをもったデザインになるのかなと予感しつつ、建築家の職能についても考えていきたい。