一新塾にも、脳脊髄液減少症の痛みをずっと抱えながら社会起業家として活躍しているOBの方がいます。知的・発達障害児の育成現場での相互の学びを目指すNPO法人両育わーるどを設立した重光喬之さんです。

重光さんが当事者同士がゆるやかに繋がれる場を目指して、ご自身が痛みと共に生きる体験を記事にされています。


■プラスハンディキャップ
『出会いと別れと痛みがもたらした変化【脳脊髄液減少症】』
今回は2012年5月から2014年5月の2年間、一新塾で学ばれた峰松めぐみさん
に卒塾後の活動報告をいただきました。

2012年8月、一新塾で「子どもの未来創造支援プロジェクト」を立ち上げた
峰松さん。忙しい仕事と両立させながら浦安を現場に奮闘。プロジェクトで
描いた企画を浦安市中央公民館に持ち込み2014年8月「うらやす子ども起業塾」
をスタートされました。

浦安の子ども達と共に歩んだ2年間の「うらやす子ども起業塾」のご経験
をもって、ますます志を前進されている峰松さんの挑戦をお届けさせて
いただきます。

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塾生活動レポート

「子どもの未来創造支援プロジェクト」

一新塾第30期・32期 東京本科 峰松めぐみ

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●「自分だって、やればできるんだ!!」

私が目指す社会は、子どもたちが将来への夢を語って実現に向けて
行動できる社会です。

「自分だって、やればできるんだ!!」
「一歩を踏み出せば願いは実現するんだ!!」
「将来こんなことをやってみたい!!」

と目を輝かせて笑顔になる子どもたちが増えれば、笑顔と希望にあふれた
社会が創られていくと私は確信しています。

私が現場としているのは、縁あって4年前から住んでいる千葉県浦安市です。
浦安の子どもたちが地域のために行動し、自分たちの考えたことを実現して
いくことにより、浦安市民たちが笑顔になります。そして、チャレンジする
ことの楽しさを知った子どもたちが大人になった時、夢と希望のバトンは
その子どもたちに受け継がれて浦安に主体的行動の連鎖が広がっています。


●将来のためにどのように行動して良いかわからない

しかし現状としては、子どもたちは計り知れない潜在能力を持っているはず
なのに主体的な行動を起こすことができていません。

「将来やりたいことがない」
「将来のためにどのように行動してよいかわからない」

このような言葉を発する子どもたちが多くいます。

私が現場とする浦安市は東京ディズニーリゾートをはじめ埋め立て事業に
よって、近年急激に人口が増えた町です。朝夕の通勤ラッシュ時には駅周辺
に多くの人が集まっていますが、主体的に地域での活動に参加している人は
ごく少数です。

子どもたちの行動範囲も「家庭、学校、習い事」の域を出ず、視野が広が
りません。高学歴の両親をもつ家庭で育ち、さまざまな習い事に通い詰める
新浦安に住む小学5年生の女の子は「親戚の子たちは楽器のコンクールで賞
をとったりしているけど自分は賞を取ったことがない。」と「コンクールで
賞をとったことがない=自分は出来の悪い子」という思い込みを抱えていま
した。また「水泳を習っているので水泳の選手になりたいなあと考えたり
しているけど、他にもなりたいものがいくつかあって迷っている。」とも
言っていて将来のために具体的にどのように行動して良いかわからないで、
もがいている様子でした。


●大人が子どもの意志を否定する

さまざまな原因が考えられますが、現状の根本原因のひとつに
「子どもたちが主体的に行動できるような場が少ない」ことが挙げられます。

現場の子どもたちを見ていつも驚かされますが、子どもたちは大変好奇心
旺盛で、大人が場を用意してさまざまな経験をさせてあげればどんどん吸収
していきます。ですので、現状として子どもたちが積極的に行動できていな
いのは決して子どもたちに行動できる能力がないからではなく、能力を活かす
ことのできる環境がないからです。

そして、もうひとつ大きな原因は「大人が子どもの意志を否定する」ことです。
これに気付いたのは現場でとある女の子が発した「どうせ、私が何言っても
大人はダメって言うんでしょ?」という言葉でした。確かに現実を考えなけ
ればならないときもある。でも、最初から否定していては子どもの可能性は
伸ばせません。まずは子どもたちを信じてあげることが必要なのです。


●これまでの人生

「なんで私はこんなバカなんだ
なんで私はこんなに無能なのだ
なんでこんな人間なんだ」

これは、私が中学3年生の時に学校や習い事で評価されなかった日に書いた
日記です。当時、漠然と報道記者になりたいという夢はあったものの引っ込み
思案で人前で話すことが苦手だった私。周囲と自分を比較しては「自分は何で
こんなダメな人間なのだ」と心の底でいつも苦しんでいました。


●転換のきっかけ

私の努力を決して認めてはくれないと思っていた母親から、大学3年生の時
に興味のあった新聞社でのインターンシップ先を自ら開拓した時に「あなたの
頑張りには感心します」というメールが届いたことや、メディアサークルの
幹部として千人規模のイベント運営を成功させた体験により、自分の可能性を
少しずつ信じることができるようになっていきました。そして、自分の殻に
閉じこもらずに一歩を踏み出せば、夢は夢で終わらずに形になるのだということ
を知りました。


●新しい自分

周囲の人と自分を比較せず、ありのままの自分で生きていきます。
私は決して物事を器用にこなせる人間ではありません。しかし、もともと
才能に満ち溢れていて完璧に物事をこなせる人間などほとんどいないと思います。
不器用でも、あきらめなければ夢は叶うのだということを自らの生き様を持って
伝えていきたいと思います。


●うらやす子ども起業塾

ビジョン達成の手段として「地域社会全体で子どものチャレンジを応援する場
を創る」と在塾中2年間に渡りプレゼンで言い続けていましたが、仕事と両立
しながら子どもを集める方策がわからず実現への道は困難を極めました。

しかし、私が在住する千葉県浦安市の職員の方や私のビジョンに共感して
くれた仲間たちの協力を得られたことにより、昨年2014年8月に浦安中央公民館
にて第1回目の「うらやす子ども起業塾〜失敗を恐れずLet’ challenge〜」を
開催することができました。この起業塾では、小学5年生〜中学生を対象に
「浦安の人たちを笑顔にする」をミッションに自分たちで会社を作り事業を
行ってもらいます。

第1回目はかき氷の中にアイスを入れてトッピングしたアイデア商品を売る
「Japan Smile Cool」と駄菓子とクイズを組み合わせた「なつかし屋」が設立
されました。好評を得て、今年の夏休みに第2回目を開催しました。1回目の
時は、講座時間が間延びしてしまったため時間を短縮して実施しましたが、
時間内に納めようと大人が介入しすぎてしまい子どもたちが納得のできないまま
進んでしまってモチベーションが下がってしまった子が出てしまったことは
大きな反省でした。まだまだ試行錯誤の最中ですが、昨年参加した子どもたち
が夏の講座が終わった後も地域でのお祭りなどでの出店を重ねるうちに、
「浦安で起業したい」「起業塾のような講座を運営してみたい」と少しずつ
将来の夢を語ってくれるようになったことは大きな一歩です。

■一新塾「市民プロジェクトコース」
http://www.isshinjuku.com/curriculum/course03.html



 【一新塾OBの齋藤哲さん12日(土)NHKスペシャルに!】 

齋藤哲さんは32期卒塾生、認知症をテーマに「オムソーリ・プロジェクト」を立ち上げられ(2013年)、地元で活動されています。

このたび、NHKスペシャルで市民と専門家で介護危機をテーマに語り合う「市民」に齋藤哲さんが参加されています。

◆NHKスペシャル 私たちのこれから〜介護危機〜 12月12日(土) 21:00〜
 一新塾OBの戸谷浩隆さん。シェアハウスの「ウェル洋光台」オーナー代行として、「シェアハウスにあるべき概念やサービスをゼロにした」ことで、こんなに素晴らしいコミュニティを生み出されています。

 JICA50周年の式典にお招きいただき出席させていただきました。
一新塾には、これまで、毎年数名の青年海外協力隊出身者の方に入塾いただき、大いに活躍いただいていることがきっかけで、JICA関連のみなさまと協働する機会を時々いただいております。式典では、協力隊経験者であり一新塾OBでもある河内毅さん(公益社団法人中越防災安全推進機構地域防災力センター長)が、ご自身の体験を振り返られ、多くのことを学び育ててもらった途上国の人々への謝意、そして協力隊の経験を今後、社会に還元していく決意を力強く述べられました。

今回は、今年5月に卒塾された児島秀樹さんのメッセージです。
児島さんは大変多忙なビジネスマン。上京してから、地域に仲間はいませんでした。
入塾後、一大奮起して、朝5時半からゴミ拾いを毎日欠かさず続けます。
地域に仲間が続々と増え、活動が着々と育まれて、ミツバチプロジェクトに!
児島さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

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塾生活動レポート

「グッドモーニング仙川!プロジェクト」
〜誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち〜

  一新塾第34期 東京本科 児島秀樹 

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●地方出身者は東京に居場所がない

受験戦争の中で、より偏差値の高い高校、大学に進学することが子どもの
役割だと信じ、大学進学とともに上京、就職、結婚、マイホーム購入と人生
の階段を駆け上がってきました。

しかし会社員として毎日の仕事と家庭の往復の繰り返し、このままの生活
でよいのかと疑問を感じるようになりました。気に入って住み始めた調布の
仙川という街ですが、10年経っても街のことを何も知らないことに気付き
ました。街には友達もいません。

これまで仕事や会社のことばかり考えてきたし、週末は別の街まで遊びに
出かける日々だったから当然の結果だったのです。


●転換のきっかけ

平成24年6月24日 仙川の街に大量の雹が降り積り、街はパニックに
なりました。これは大変だと思い、街の人たちと一緒になって無心で雹を
かき出しました。このとき自分の街を守っているという心地よい感じを覚えました。

ふと街を見渡すと、駅前や公園がゴミだらけであることに気付きました。
誰が掃除をしているのかと思いましたが、誰もしている様子はありません。
ならば、自分がやろうと決心します。それから一年間、一新塾を卒塾するまで
毎朝続けました。出社前の朝5時半から30分間です。これだけでも駅前は
見違えるようにキレイになりました。

この時に、いかに自分たちが街のことを他人任せにしていて無関心だったか
ということにも気づきました。誰かがやってくれると思っていても、誰もやらない
のが現実です。ならば自分から動かなければ何も変わりません。同じマンション
の住民にも声を掛け、日々のことをブログで発信すると一緒にやってくれる
メンバーも少しずつ増えてきました。一新塾のチームメンバーも週末に始発で
仙川まで駆けつけてくれたお陰で、挫けそうな気持ちをなんども立て直すことが
できました。冬の朝は暗いし寒かったです。それでも何かが変わると信じて無心
でやり続けました。そして、いつかからこの街で毎朝やっているのは自分だけと
気づきました。少し自信がつきました。自分が変わる気がしました。


●新しい自分との出会い

卒塾して約半年、相変わらず街にごみはたくさん落ちています。
でも、あきらかに何かが変わりました。友達が増え、自分の居場所ができたような
気がします。何よりも自分が自信を持ち、街に出ることができるようになりました。
今は、仙川は自分の街だと胸を張って言えます。

厳しい父親に怒られないように振る舞い、常に失敗を恐れ続けた40年間。
自己表現できない妥協の連続の中で、自分の存在意義さえ見失いそうになって
いた自分が、誰からも頼まれていないゴミ拾いを続けることで、自分の居場所
を見つけ、自分を変えることができたのです。


●ゴミ拾いから緑化へ

ゴミを拾っていると、街のことがよく見えるようになりました。そして、
この街には花が少ないことに気付きます。住み始めたときにはたくさんあった
雑木林もどんどんマンションに変わり、街は殺伐としてきました。そして、
もっと花や緑をこの街に増やしていこうを決心しました。といっても、花の知識
はありません。チームメンバーがガーデンアドバイザーの友人を協力者として
紹介してくれたお陰で花の寄せ植えワークショップイベントを3回開催し、
その参加者と駅前や公園の花壇に花を植えることができました。これを継続する
ためには「街のガーデナー」を増やしていくことが必要と考え、自らも花の勉強
を開始し、ガーデナー養成のためのイベントも開催していきます。


●そして、ミツバチプロジェクト

花を植えて楽しむだけではもったいないと思っていたとき、花に集まるミツバチ
からハチミツが採れることを思い出しました。ゴミ拾い後のモーニング会の場で、
仙川で採れた天然ハチミツを地域の人たちと食べることができたらどんなに楽しい
だろうと思いました。今は、来年のミツバチプロジェクトのスタートに向けて
準備中です。美味しいハチミツをクリーンアップイベントの参加賞にしたいと考えて
います。ゴミ拾い、緑化、ミツバチで街も人も美味しく楽しく健康になれる活動を
これからも創っていきます。


●誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち

たかがゴミ拾い、されどゴミ拾い。簡単なことだからこそ、少し勇気を出して
参加すればだれでも街のキャストになれる。それまで受け身だった自分の人生が、
主体的に動くことで変わっていくことに気付きました。地方出身者は自分の街に
出番がないのではなく、そもそも出番は自分で創り出すものです。だから、街の
キャストになりましょう!


●一新塾での活動を振り返って

最初は、明確な目標もなく、何か自分の人生を変えたいという気持ちだけで
入塾しました。でも、価値観を共有できる同志の中で自分をさらけ出す安心感が
なんとも言えず心地よく何ものにも代えがたい時間でした。本当の自分を取り
戻すための気づきを与え続けてくれた一新塾には本当に感謝しています。


●今後の活動*

活動の原点である毎朝のゴミ拾いは、ずっと続けていきます。
その上で、3つの活動をやっていきます。

(1)クリーンアップ仙川!(ゴミ拾いイベント)

(2)せんがわ緑化部

(3)仙川ミツバチプロジェクト

この3つの活動が有機的につながり、相乗効果を生むような循環を創っていきます。
まずは、来春ミツバチプロジェクトをスタートさせることが最優先です。
そのための場所探しを進めています。

ゴミを拾い、花を植え、花が増えたらミツバチを。採れたハチミツでモーニングを。
これが「グッドモーニング仙川!プロジェクト」です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

*活動ブログ http://ameblo.jp/gmsengawa/ 
 
◆一新塾体験セミナー&説明会 東京(残りわずか) 10月17日・21日・24日)
 
http://www.isshinjuku.com/
 一新塾29期で「適切な情報提供プロジェクト」を立ち上げた入澤朗さん。膨大なデータ、情報があふれる中で、適切な情報、事実をひとり一人が考え学べる機会を提供することで社会に貢献することがミッションです。

白河市の活動も4年目。「正しい知識・安心にくらす」といった教科書的な放射能の冊子や書籍は、すでに福島県内にも多くありますが、お母さんたちの本当の疑問に答えたものは実はほとんどないということで、専門家が白河市のお母さん方の素朴な疑問に答えたQ&Aを冊子を作成されました。


そして、このたび、白河市役所に冊子を1000部提供されたそうです。白河でお子さんをお持ちのご家族、白河に転勤、転入されるご家族の不安軽減と実際の生活に役立てていただくため、また福島県内、白河市への帰還の参考のために、行政からも冊子配布にご協力をいただけることになったそうです。

https://readyfor.jp/projects/shirakawapj


※一新塾説明会にて「誰もが志を生きる方法論」をお伝えしています。
 お申し込みは、以下のサイトから、どうぞ!
 (東京 10/10,14,17,21, 仙台10/12)

 「適切な情報提供プロジェクト」を立ち上げた一新塾29期の入澤朗さん。ミッションは、膨大なデータ、情報があふれる中で、適切な情報、事実をひとり一人が考え学べる機会を提供することです。

福島県、白河市の活動も4年目。「正しい知識・安心にくらす」といった教科書的な放射能の冊子や書籍は、すでに福島県内にも多くありますが、お母さんたちの本当の疑問に答えたものは実はほとんどありません。

そこで、専門家が白河市のお母さん方の素朴な疑問に答えたQ&Aを冊子にしようと『みんなで育もう白河プロジェクト』が誕生いたしました。


私のところにも『これが知りたい!身近な暮らしと放射線』を一冊送っていただきました。とってもわかりやすい、親しみやすい冊子で、これまでのご尽力に心より敬意を表します。


■Q&A 集を発行して、福島県白河市のお母さん達の疑問に答えたい!

https://readyfor.jp/projects/shirakawapj



※一新塾体験セミナー&説明会にて「誰もが社会を変える方法論」をお伝えしています。
お申し込みは、以下のサイトから、どうぞ!
東京 9/24,26,30,10/7,10ほか,大阪 10/3, 名古屋 10/4, 仙台 10/12


 社会問題の解決の鍵は、多くの人たちに開かれているかどうか。
一部の専門家だけで考え、いいアイデアをあげますとやっても、市民性は低い、本質的な解決にならない。多くの市民が参画し、当事者となり、主役となったとき、本当の知恵が市民に降りてくる。
 一新塾の現役生にもネパール人の同志がおり、日々頑張っていただいております。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く平穏の日々が訪れますことを願います。

【三浦雄一郎親善大使からネパール地震被災者へのご支援のお願い】
ネパール大地震に際し、三浦雄一郎国連WFP協会親善大使からのメッセージです。
大災害に見舞われたネパールの被災者の方々に支援を届けるため、皆様のご協力をよろしくお願いします。
◆ご寄付はこちらから: http://www.jawfp.org/lp/helpnepal/
<お問い合わせ>
国連WFP
電話: 0120-496-819 9:00〜18:00(年中無休)