昨日は、一新塾理事・一新塾OBで、山梨県立大学名誉教授の前澤哲爾さんに「地域プロデューサー養成講座〜日本にフィルムコミッションができるまで」をテーマにご講義いただきました。

 

今でこそ日本全国に普及しているフィルムコミッションですが、1999年まで日本には一か所もありませんでした。
このフィルムコミッションを日本で初めて普及させる旗振り役になったのが、前澤哲爾さんです。1999年、前澤さんは、ソニーPCL広報室長としての本業の傍ら、フィルムコミッション(映像制作の撮影環境改善のための公共機関)を作る活動を開始されました。


2001年には、全国組織「全国FC連絡協議会」を設立。8年間で全国101ヶ所に設立する大きなムーブメントを起こしました。

さらに前澤さんは、山梨県立大学教授として、地域プロデューサーとして、映像を活用したまちづくりを実践されてきました。
映画「沖縄うりずんの雨」(2015年6月ロードショー)の製作にも携わられました。

 

映画監督を断念して「プロデューサー」として生きる決意。
その後、
映画のプロデュース、
映画業界のプロデュース、
地域のプロデュース、
「プロデューサー」としてどんどん垣根を越えて
チャレンジし続ける一本貫かれた軸に感動いたしました。

 

また、人生の転機で、成長のために古い殻を捨てる“脱皮”を繰り返してきたという前澤さんの「脱皮人生」に触れさせていただきますした。参加者一同、自分自身の「脱皮人生」と向き合う機会となりました。

http://maezawatetsuji.com/wp/

 

 

■誰もが志を生きる一新塾(2018年11月開講)

<東京・大阪・名古屋・仙台>

体験セミナー&説明会開催中!

ご予約はこちらへ

http://www.isshinjuku.com/

先週は、NPO 法人リベラヒューマンサポートhttp://www.libera.or.jp/Top.htm

l理事長の三好徹史氏をお迎えしました。
テーマは「三島の商店街で若者や障がい者の自立と成長を支援」。

 

三好氏は、三島市の商店街のど真ん中で、

地域の人たちからたくさんの支援を得ながら、

「いつでも・どこでも・誰でも」、

等しく支援や教育を受けることができる地域づくりを目指し、

悩みや困難をかかえる人達を支援する4本柱の事業を展開されています。

 

「支える事業」のカウンセリングを行う三島総合心理研究所。
「育てる事業」のリベラスコーレは不登校などの悩みを持つ生徒向けのフリースクール。
「働く事業」の若年無業者向けのリベラファームや障がい者の就労支援のリベラインダストリア。
「賑わい事業」 のストランズは、野菜や地域の特産品販売のお店を通じて地域の賑わいを生み出します。

 

年齢や障がいの枠を超えたユニバーサルな支援を実践している三好氏は実は二代目です。

創設者の三好悠久彦氏(お父様)には2008年に一新塾でご講義いただきましたが、
10年を経て、三好さんにお話いただくことの意味、深く噛み締めさせていただきました。

 

●自分らしさを失わない
●とにかく続けることが大切
●決断はすぐが良い
●誰もやったことをやらないと意味がない
●学び直し・再体験の大切さ

上記は、塾生に特に響いたお言葉です。

 

 

■誰もが志を生きる一新塾(2018年11月開講)

<東京・大阪・名古屋・仙台>

体験セミナー&説明会開催中!

ご予約はこちらへ

http://www.isshinjuku.com/

 

今回は、2014年11月に一新塾第33期を卒塾された長野放さんのメッセージ
をお届けいただきます。

長野さんは、オーストラリアのVictoria大学にて、歩行バイオメカニクス
の研究者として、高齢者の転倒防止問題に取り組まれ、
転びにくくなる靴の中敷き(インソール)の開発に成功されました。

「研究成果を社会に還元したい!」との思いで、法人を起ち上げ、
「ISEALインソール」として商品化、「世界で最もイノベーティブな
新しいケア商品」として、ロンドンで表彰もされました。

長野さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
塾生活動レポート

『つまずきによる転倒を予防するインソールを開発!』

                     一新塾33期 長野放

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆


●父の言葉

 私が小さな子供だったある日、予備校の講師であった父が珍しく
酔っぱらって帰ってきて、突然私の両肩をグッと掴み、目を直視しながら、
こう言いました。

「残念ながら、お前は俺の子供だから、天賦の才は無い。
ただ一つだけ…志の追求のためには、努力をして諦めない才能がある。」

 それだけ言い残し、父は寝てしまいました。
 子供に対して「才能が無い」と言うのはまずいと思いますが、その日から
私の心にその言葉が強く刻まれました。

 そんな私が、自分の志を燃やす場所を探し続けて、回り道をしながら
行き着いた先は「シニアの方達が、転倒しないようにする」という社会貢献でした。


●祖父の転倒

 私は北九州で生まれ、横浜で育ちました。高校生の頃から「健康科学」に
興味を持っていましたが、偏差値や受験科目で大学へ進学したため、どう
しても自分の選んだ道だと思えず、大学を中退して健康や運動の研究が
さかんなオーストラリアのVictoria大学に留学することになりました。
そこで、バイオメカニクスという学問において優秀な成績を収めたとのことで、
教授よりHonours学位(優等学位)という研究学位に推薦されました。
その研究テーマが、「シニアの方の転倒予防」でした。

 教授には「人生を懸ける覚悟があるなら、やってみなさい。」と言われ、
その言葉に幼い頃に刻まれた父の刻印が反応を始め「よし!やってみよう!」
という気持ちになりかけました。

 しかし、いまいちピンとこなかったのは、「転びたくはないけど、擦り剥く
くらいでしょ?」という見識だったからです。やるなら本気でやりたいが、
本当にこれなのだろうか?と思っていたある日、母から「父(私の祖父)が
転んで骨折して、病院に搬送された!」と連絡があったので、急いで北九州
の祖父のところに行きました。

 幸い命に別条はありませんでしたが、全く歩けなくなり、そこから長い
リハビリが始まることになりました。


●志のための完全燃焼

 この件がきっかけで、「転倒予防に全エネルギーを注ぎ込もう。」と決心
しました。調べてみると、転倒はシニアの方にとって大きな問題であることが
分かりました。

◎多くの方が転倒により怪我をして、要支援・要介護に陥っている。
◎個人レベルでも国家レベルでも医療費増大の要因となっている。

 Honours学位の一年間…幼いころからの願いであった「志のための完全燃焼」
を初めてすることができました!

 リハビリをしている祖父に会うたびに、「何があっても必ず結果を出すから、
諦めずに頑張って!」と言い続けてきました。

 後に引けない状況を作り、とにかく全てを出し尽くした一年間。
結果として、最高成績を取り表彰され、研究成果は国際論文にて発表されましたが、
あれだけやれば誰でもできて当たり前と言える位、とにかく努力をすることができました。


●インソールの開発に成功

 そして博士課程で、転びにくくなる靴の中敷き(インソール)の開発に成功
しました。インソールは、足首の角度をコントロールするように設計されていて、
転倒の最大の原因であるつまずきのリスクを軽減し、バランスや反射速度も向上
します。日本では転倒率を1%下げる毎に直接的な医療費だけで365億円以上削減
できるので、皆がインソールを履けば、大きく転倒予防に繋がるのではないか?
という思いで開発しました。こうした業績を評価され、ISEALという研究機関で
働き始めました。

 しかし、ここで自分の中の志の炎が燻りだしたのです。


●疑問の芽生えと一新塾

 その理由は、インソールが完成したのに、誰も履いていないという事実からでした。
私は研究者として、インソールを開発しましたが、誰かが広めてくれるという
わけではありませんでした。

 それどころか、「インソールの研究も成功に終わったし、次はVRやAIを使った
歩行研究だ!」と言われ、それらを始めている自分に疑問が芽生え始めました。
インソールが完成したのに、それを世に出さずして、他の研究を始める?
これでは、結局誰一人の転倒予防にも貢献していないのでは?

 「研究者は研究が仕事」という現実と「研究成果を社会に還元したい」という
自分の思いがバラバラになり、「志を生きる」という原点を考え、行きついた先が
一新塾でした。


●とにかく動いてみる

 私は通信科でしたが、帰国時に合宿やセミナーに参加して、自己変革のきっかけ
を掴むことができました。

 特に「6つの箱」はいつでも自分の指針です。
 当時、「社会ビジョン」「社会の現状」は明確だったものの、何故か燻っている
自分を変革するために、「根本原因」を考えてみました。
自分自身の弱点と向き合うことで、研究者が陥りやすい「机上の空論」に傾倒していて、
「とにかく動いてみる」ということが欠如しているのだと気付きました。
それを軸に「これまでの人生」→「新しい人生」を考えると、「研究者」という自己像から、
研究を社会に役立てる「社会事業家」という自己像が見えてきました。


●世界で最もイノベーティブな新しいケア商品

 「解決策」として、法人を起ち上げ、飛び込みでとにかく色々な靴会社を訪問し、
転倒予防効果のあるインソールを開発してください!と伝えてきました。

 門前払いもありましたが、志の共鳴が起こることもあり、様々な方達のサポート
を得て、インソール入りの靴が販売開始され、オーストラリアの新聞に取り上げられ、
「世界で最もイノベーティブな新しいケア商品」として、ロンドンで表彰もされました。

 そして、所属していたISEAL研究所の名前を取り「ISEALインソール」として、
オンラインショップにて販売も開始しました。
https://www.iseal-insole.net/jp 

 まだ始めたばかりですが、社会事業として、売り上げは色々と還元したく思っています。
例えば、(現在交渉中ですが)バングラデッシュの靴メーカーとの話が進めば、
売り上げを用いて、バングラデッシュの学生がオーストラリアで勉強するための
奨学金を作りたいと考えています。

 もちろんシニアの健康促進には引き続き積極的に参加したく思っております。


●今後に向けて

 日本は、世界一の超高齢社会を迎え、医療費や介護の問題など社会保障制度の破綻
が危惧されています。しかし、さまざまな工夫や、合理的な対応により問題は徐々に
解決されていくでしょう。私は、高齢化に付随する問題を解決するための、サービスや
商品を提供する産業(特に健康産業)の活性化に力を尽くしていきたいと考えています。

 

 

★新しい時代を拓く一新塾(東京・大阪・名古屋・仙台)

「体験セミナー&説明会」 開催中!
以下のHPからお申し込みください!
https://www.isshinjuku.com/ 

 

★【一新塾書籍 志を生きる講師と卒塾生45人】
「人生と社会を変える根っこ力〜政策提言・社会起業・市民活動」
https://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html

【志を生きる人生にシフトする一新塾】
志を生きられるのは一部の限られた人ではありません。
一新塾では23年の間、5100人の方がこの場で学び、

自分だからこその志の発見をして、希望の未来を紡ぎ出し、

新しい社会創造に向けて踏み出されています。

 

志を育む一新塾LIFE。
〇屬鮴犬るロールモデルによる先端テーマ講義
∋屬鮴犬る技術を育み合うワークショップ
8従貅腟舛覇瓜屬伴匆駟儚彈存

 

★一新塾「体験セミナー&説明会」 東京(水・土)・仙台(9/9)・大阪(9/29)・名古屋(9/30)。
以下のHPからお申し込みください。
https://www.isshinjuku.com/ 

 

★【一新塾書籍 志を生きる講師と卒塾生45人】
「人生と社会を変える根っこ力〜政策提言・社会起業・市民活動」
https://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html

 

今回は、一新塾OBの佐合秀康さんのメッセージをお届けいたします。

佐合さんは、酪農家をお客さんに持つ営業マンです。お仕事を通じて、
若者が実家の農業を継がずに都会へ出てしまい多くの酪農家が辞めていく姿を
見てこられました。
かつて、佐合さんご自身、酪農へ魅力を感じ新規就農することを夢見ながら
ハードルとリスクの高さを心配し、尻込みしてしまった経験があるそうです。

「みんながもっと気軽に酪農をできる仕組みを作ろう!」
佐合さんは、2016年11月に一新塾39期に入塾、仲間と共にチームを立ち上げました。

佐合さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
塾生活動レポート

 『誰でも気軽に酪農ができる社会を目指して』

                  一新塾39期・41期 佐合秀康

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆


●安房は日本酪農発祥の地

 千葉県房総半島の南端、安房は江戸時代に日本で初めて酪農が
おこなわれた日本酪農発祥の地ということをご存じだったでしょうか?

 かつてこの地では多くの酪農家が牛を飼っていましたが、ここ数年
酪農家戸数は減り続けています。

 酪農で大切にするべきものは土・草・牛と言われています。
「土」に育てた「草」を「牛」が食べ、牛乳に変えてくれて人間の「命」を
支えてくれています。また、牛の出す排せつ物は肥料として再び「土」に還ります。
酪農家は土づくりをし、畑を管理して、草(作物)を育てながら、日々、牛が
健康に暮らせるように世話をして牛乳を搾り、さらにその排せつ物もよい状態
を保たなければなりません。

 つまり酪農の仕事は一言で言えば毎日やることがいっぱいで「大変」なのです。


●酪農家が減少の理由は「大変さ」

 酪農家が減少している大きな理由は、この「大変さ」によるものです。
現在の酪農家の平均年齢は65歳と言われています。多くの若い人がこの大変さを
理由にしてあとを継ぐことをしないのです。また若い人が後を継ぎたいと思っても、
親が積極的でない場合もあります、息子や娘に自分と同じ苦労をさせたくないのです。


●酪農は複雑で合理的な科学

 僕自身は都市部のサラリーマン家庭に生まれ育ちましたが、学生時代はよく
森や山へ行き、そこに暮らす植物や動物などの自然のものたちの生理や生態の
複雑さを知ったり考えたりすることに魅力を感じていました。就職して仕事で
酪農に関わる中、酪農も複雑で合理的な科学であるということを学びました。

 また酪農は実際に現場で使われる状態に近い研究がとてもたくさん行われて
いました。たとえば牛のエサを作る畑と作物の土壌学・作物学、食べ物で牛を養い、
牛乳を生産するという栄養学、子牛を生むための繁殖生理学、牛の病気の予防や
治療と言った動物病理学、さらには発酵学や農業経営学も酪農に関わっています。
たくさんの科学者たちが酪農の研究をしてくれています。さらに現場で酪農家自身
が研究したノウハウもたくさんあります。酪農家はそれらを自分の経営に合った形
で実践利用することでよい成果を生み出せます。 


●新規就農への夢

 僕のこれまでお会いした何人かの酪農家も、科学的な根拠と自分の牧場の
分析から、最適な方法を選択して実行することで優秀な経営をされています。
しっかり学び・考え・やるべきことをやればよい結果を出せるという酪農に、
僕も強い魅力を感じて新規就農をすることを夢見ました。

 しかし、今現在に至るまでその想いは尻込みし続けています。一般社会にも
僕のように酪農に魅力を感じ新規就農を希望する方は結構いますが、新規就農
したいと思いながらも、僕のようにそのハードルの高さから尻込みする人も
多いと感じています。


●新規就農のハードル

 新規就農する際にハードルになるものはいろいろありますが、一般的なものは
「お金」と「技術」です。

 まず「お金」ですが、酪農で新規就農をする場合は土地・牛舎・牛・機械など
の営農資産の購入に少なくとも数千万円単位の借入が必要です。パッと借りられる
金額ではありませんし、かなりの覚悟が必要です。また、営農開始後にエサなど
の資材代に充てる運転資金や生活費についてもかなりの額が必要です。つまり、
がんばって、けっこうたくさんの貯蓄をしてから就農することが必要になります。

 「技術」についても必要です。農業一般に言えることですが、作物が作れる技術、
牛が飼える技術と一言で言っても、その技術はエサやり、牛の健康管理、繁殖管理、
搾乳、子牛の管理、病気の予防、牛の取り扱い、飼料作物の種まき、圃場管理、
収穫・・など多岐にわたり、その習得には普通10年単位の期間がかかります。

 さらにそういった農業の技術に加えて、個人事業主としての経営技術や、地域の
人とうまくやっていく技術(?)も身に付けねばなりません。またこれらの技術は
新規就農に限らず親のあとを継ぐ若者にも求められるものです。そしてこれらの
技術の習得は誰か先生が教えてくれたり、教科書で学んだりするわけではなく、
多くの場合、先代の経験と勘がもとになっていて、後継者はそれを見よう見まねで
覚えるのです。その技術の習得が間違っていたり不完全であったりすれば、
土・草・牛のバランスは崩れひどい場合は経営難に陥ってしまうことでしょう。


●一新塾で立ち上げたプロジェクト

 僕は一新塾のメンバーと立ち上げたプロジェクトでこの「大変さ」を取り除く
ために何かできないかと、活動をしました。酪農家が大変だと感じる仕事を軽減
するため、炎天下の中草刈りをやったり、イノシシ対策をやったり、地域美化の
気分が盛り上がるように牧場に花の種を播こうなんてこともしました。

 しかし結論から言うとこういう活動は長くは続きませんでした。誰かがやって
大変な仕事は誰がやっても大変なのです。花の管理だって結構重労働なもので、
続けるためには相当のモチベーションが必要でした。

 一新塾は様々なバックグラウンドの人たちが集まる場です。プロジェクト
メンバーは酪農についての専門知識があるわけではありませんでした。僕は最初
必死になって酪農の大変さをメンバーに話しました。この「大変」な酪農に
関わってきた者として、酪農を「気軽」になんてことは思いもよらず、そういう
言葉を酪農家に対して言うことは失礼じゃないかと思っていました。また大変さを
乗り越えた先に良い酪農経営があるとさえ考えていました。

 しかし一新塾のプロジェクト活動をメンバーと進めるうちに、
「なぜもっと若い人が普通の会社に就職するように酪農を自分の仕事として
選ぶことができないんだろうか?」「酪農も普通の会社のようにお金の問題や
技術、経営の承継を仕組みでカバーできるんじゃないんだろうか?」と考える
ようになりました。


●みんながもっと気軽に酪農をできる仕組みを作ろう

 僕は今までの酪農の常識とは少し違った仕組みを作ることで酪農の大変さを
解決できると考えています。今酪農をしている人も、これから酪農を引き継ぐ人も、
新しく酪農を始める人も、みんながもっと気軽に酪農をできる仕組みを作ろう
としています。仕組みとは具体的には「農業の組織化」です。地域に酪農に
関わる人や企業が増え、それが組織化されることで効率化と合理化さらに
省力化が図れると考えています。
 
 今、館山市で酪農家さんらと共に共同法人牧場の建設を進めています。
この牧場は「地域の産業としての酪農の維持」と「後継者の意欲の創出」を
目的としています。個人経営から会社経営へ移行することで、就労条件の改善を
めざします。大変な作業負担の軽減のために、毎日の搾乳などの作業は出来るだけ
機械にやってもらいます。物言わぬ牛の変化に気が付くことはこれまで酪農家の
重要な技術で習得には経験が必要でしたが、IT機器の導入で経験の浅い人も
牛の状況を正確に把握できるようになります。さらに牛の排泄物処理が与える
周辺環境への影響など、これまで個人経営ではケアしきれなかった部分も注力し
解決することで、地域からあこがれる産業としての酪農を目指しています。

 今は2年後の稼働に向けて施設・設備計画から事業計画、正しい技術に則した
マニュアル作りにいたるまで、牧場の理念を具体的な形にするような細部の検討
を進めています。
 この牧場では酪農に対する熱い思いさえあれば、誰でも、そう、僕のような
尻込みをした人間でも、今より酪農が始められやすくなるようになります。

 また安房の酪農は全国的に見ても規模が小さく、後継者問題も含め今後の継続
はハードルが高い状況ではありますが、この牧場のように意志ある人が集まり、
行政や地域、銀行の協力をもらうことができれば、今がどんな規模であろうと、
これからも酪農を続けていけ、引き継いでいける仕組みのモデルになっていく
と考えています。

 

 

■誰もが志を生きる一新塾(2018年11月開講)

<東京・大阪・名古屋・仙台>

体験セミナー&説明会開催中!

ご予約はこちらへ

http://www.isshinjuku.com/