今週は、一新塾OBの鮫島正洋さん(弁護士法人内田・鮫島法律事務所代表パートナー弁護士・弁理士)をお迎えしました。テーマは「下町ロケット!知財系弁護士の挑戦」です。

 

ドラマ化もされた池井戸潤氏の小説『下町ロケット』に登場する神谷弁護士のモデルとなったのが鮫島さんです!

 

鮫島さんは、弁護士登録する前年に一新塾第5期(1998年)に入塾された一新塾の先輩でもあります。一新塾時代に取り組まれていた「市民のための憲法セミナー」、当時の白熱した議論が蘇ってまいりました。

 

優秀な技術を持った中小・ベンチャー企業は数多く存在しますが、多くは特許・商標を有効に生かせず大手に対して不利な状況を強いられるケースがあります。

 

鮫島さんは、国内でも数少ない技術系弁護士です。技術に特化した弁護士事務所を開設されて、「技術法務」という理念を生み出し、法律業務に加え、技術の収益化や知財戦略のソリューションを提供し、ベンチャーや中小企業経営を大きく後押しされています。知財系弁護士として道なき道を切り拓いてこられた鮫島さんの人生の歩みと、社会起業家として知っておくべき知財・法務の基本を学ばせていただきました。

 

塾生のアンケートでいただいた最も印象に残った鮫島さんのお言葉です。

 

●限界を設定しない
●5年後の自分を明確にする
●好きな事だったらくじけない
●原理原則を貫く
●まず、マーケットを見る
●自分で研究会を主宰する
●ブルーオーシャンを考える
●鶏口牛後、他人の舟に乗らない
●GDPスケールは変えてもいい
●長い目線で利益を考えれば、長い目線で見る人達が集まる
●日本が強くなるためにベンチャーと大企業の連携が有効

 

 

★新しい時代を拓く一新塾
「社会起業」「政策提言」「市民活動」
体験セミナー&説明会、ご予約はこちらへ!

http://www.isshinjuku.com/

激動の時代、仕事の環境も、生活環境も、大きく転換する時代にあって、
自分軸をしっかり定めることの重要性はますます増していくでしょう。

私にとっては、23年前に一新塾コミュニティとの出会ったことが、
自分軸を育むうえで、大きな転機となりました。

今回は、当時の思いを共有させてください。

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

事務局長メッセージ

    『私が一新塾コミュニティと出会うまで』

               一新塾代表理事・事務局長 
                       森嶋伸夫
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

●地域コミュニティへの憧れ

「出身はどちらですか?」

私がいつも問われて戸惑う質問です。
それは、幼少の頃から中学に入るまで、父の仕事の都合で7ヶ所に移り住
んだからです。
 ずっと地域コミュニティという言葉にこだわり続けてきたのは、地域に
根を下ろす実感を持てなかった渇望感、地域コミュニティへの憧れがあっ
たからかもしれません。こうした思いの延長線上で、社会に出て、最初に
選んだのは住宅メーカーの都市開発事業部での仕事でした。

●万事休す

 1988年入社して3年目に取り組んだマンション事業。
 初めての企画責任者ということもあって、
「これまで誰も手がけたことのない新しいコンセプトの住宅を実現させよう、
何が何でもこの事業を成功させよう」
との気負いがありました。

 しかし、用地取得後、これまで2階建ての建物しかなかったところに
6階建てができるということで、日照時間が減ってしまう近隣住民の方々
の反対に遭遇。数ヶ月たっても交渉の目処が立ちませんでした。
 また、あと1ヶ月のうちに同意書をとらないと開発指導要綱が変更とな
り駐車場の付置義務の比率が大幅にアップするため事業そのものの実現が
不可能になるといった差し迫った状況になりました。住民の方々もそのこ
とをよく知っていて、「私たちがあと一カ月ハンコを押さなければ着工で
きなくなるね!」と言われていて、万事休すの状況でした。

●仕事を通じて、人間観が変わる出来事

 私は残りの一ヶ月間、現場に張りついて、毎日、近隣住民の三十数世帯
のお宅に朝昼晩と通い続けました。何度も門前払いを受けましたが、とに
かく無我夢中でした。一軒一軒まわり続け、残された期日がもう数日とな
りました。

 その頃には私の近隣の方々への関わりも変わっていました。説得するた
めの説明から、いつの間にか、「迷惑かけてごめんなさい。でも建てたい
んです!」そして、ここに新しい共同住宅ができたときのビジョンを語っ
ていました。
 一人ひとりが思い思いの個性あふれる生活を送れる、自分だからこその
ライフスタイルが尊重され、お互いの人生を応援しあう地域コミュニティ
がここに生まれている未来が私の内から湧き出てきました。
 切羽詰った状況に追い込まれたからこそ、私の本心が、絞り出されたの
かもしれません。

 気がつくと、期限ギリギリのところで全員の方々から同意書をいただく
ことができました。しかも、隣接してご迷惑をおかけしてしまう住民の方
から「おめでとう。願いがかなってよかったね!」とのお言葉。

 もう、私は本当にびっくりしました。

 まさか「マンションが建ったら引っ越します」とおっしゃっていた日照
時間の影響を最も受けてしまう方から、笑顔で祝福の言葉をいただくなど、
夢にも思わなかったからです。

 私はこの日を境に大きく人間観が変わりました。
 寛容な住民の方々の人間性に触れさせていただき、私は救われる思いで
した。人間は理屈を超えたところでわかり合える。胸の奥底にある思いを
粘り強く繰り返し伝え続ければ受け止めてもらえる。
 一見困難な状況にあっても、熱き思いの火を自らが消さずにいれば人間
は立場や条件を超えてつながり合える。
 そんな人間に対しての確かな信頼感を、初めて実感した瞬間でした。

●希薄になってゆく都会のコミュニティ

 その後、神奈川県内でのあるニュータウンで、住民の方々にインタビュー
する機会がありました。

「購入動機は、会社の通勤圏内だから」
「挨拶が面倒なので、できるだけ隣人との接点は持ちたくない」
「回覧板をまわすのは面倒なので、インターネットの導入で代替するこ
とはできないか」

といったような回答を多くの方が答えました。

 一生の買い物として、無限の選択肢の中から、この住宅地を選んだ住民
の方々。当然、地域に対しての愛着を持ち、住民同士、同じ地域コミュニ
ティの一員として、生活者としてつながりあえることを望んでいると思っ
ていました。しかし、予想を覆す言葉に、私は愕然としました。

 私は、地域に生きる人たちの人生を応援したかった。生活上の問題があ
っても相互支援しあえる地域コミュニティをつくりたかった。
 子育て、教育、介護、雇用、福祉、環境…。生活に関わるあらゆる問題
に正面から向き合いたかった。葛藤を通じて、自らの思いの輪郭が徐々に
鮮明になっていきました。

 さらに、その思いを強くする出来事がありました。1995年阪神大震災の
後に、私は、建物倒壊の現場に行く機会がありました。焼け野原になった
長田のまちは悲鳴も枯れ果てたような廃墟となっていました。

 無残に倒壊した建物。形あるものは一瞬にして崩壊してしまうはかなさ
を痛感しました。

●新たな一歩

 一新塾と出会ったのはその直後でした。

 一新塾には、自らの根っこの思いを受けとめてくれ、一緒になって
考え、行動してくれる仲間がいました。志を受け止めてくれる仲間の存在
の有難さを実感し、コミュニティの再生は、まず、私たちが志を尊重し、
志を応援し合うことからだと確信を得ました。

 

 

★誰もが志を生きる一新塾
「社会起業」「政策提言」「市民活動」
体験セミナー&説明会、ご予約はこちらへ!

http://www.isshinjuku.com/

 

私は、閉塞日本の最大の問題は、個人の可能性を封じ込める風土にあると思っています。

たとえば、会社で自分の考えを述べた時に、「それは、あなたの個人的な意見ではないですか」と一蹴されてしまった経験はないでしょうか。“組織の論理”が幅をきかせてしまう風土。個人が尊重されない風土。個人的なエゴを排除するために、個人を封じ込めてしまう風潮があるように思います。

 

しかし、人間は誰でも、エゴもありますが、同時に、かけがえのない志も抱いています。

そして、新しい創造が起こるときには、きまって、志が発動した時です。

 

壁にぶつかった時、自分を信じなさい、とよく言われますが、単に自分を信じるだけでは道が拓かれないこともあります。ですから、エゴと志の弁別こそが大切なのだと思います。

 

さらに言えば、エゴは単に排除すればいいものという考えも違うと思います。

人生の歩みの中で、エゴがあったからこそ、自らが志を生きる転換のきっかけとなることも、決して少なくありません。その意味で、エゴも志も内包している一人の人間の尊さを実感しています。

 

 

★誰もが志を生きる一新塾
「社会起業」「政策提言」「市民活動」
体験セミナー&説明会、ご予約はこちらへ!

http://www.isshinjuku.com/

ビジネスのフィールドは、「できる・できない」ありきの成果志向。時に、このモノサシで人間の価値まで規定してしまいがちです。

 

しかし、志のフィールドは、広く、懐も深いです。モノサシは、一つでなく多様です。

「できる・できない」に囚われることはありません。ありのままの自分に立ち戻って、自由に伸び伸びと自分を発揮します。時に、“できない”自分をさらけ出すことも、他の人たちと深く共感し、深くつながり合うきっかけとなります。さらに、“できない”自分だからこそ、他の人たちの痛みを受けとめ、癒すこともできます。

 

 

★新しい時代を拓く一新塾
「社会起業」「政策提言」「市民活動」
体験セミナー&説明会、ご予約はこちらへ!

http://www.isshinjuku.com/

 


時代の転換点、従来のシステムが限界を露呈する中、
今ほど「根っこ」が求められる時代はありません。

「根っこ」さえしっかりしていれば、
どんな嵐が来ても耐えることができます。

「根っこ」は、肩書や経歴とは違います。
自分自身の奥底にある揺るがぬ重心です。

自らの人生の羅針盤であり、
自ら描く社会ビジョンの羅針盤です。

「根っこ力」によって、
どれだけ人生が拓かれるのか?
どれだけ社会に拓けをもたらすのか?

一新塾第42期(2018年5月27日開講)では、
根っこ力で社会変革に挑んでいる先駆者の
講師陣に学ばせて頂きます。

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

一新塾第42期講師陣のご紹介
〜社会を変えるロールモデルの講師陣〜

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

【環境】

●青山貞一氏(一新塾代表理事・環境総合研究所顧問・東京都市大学名誉教授)
「主体的市民の実践モデル」
「政策提言・社会起業コンサルテーション+社会問題解決講義」

●飯島博氏 (NPO法人アサザ基金代表理事)
「霞ヶ浦再生〜問いの連鎖による潜在性浮上型事業」

●石坂典子氏(石坂産業株式会社代表取締役)
「所沢・現場視察講座〜産業廃棄物を資源に!リサイクル化率100%への挑戦」

●大和田順子氏(一般社団法人ロハス・ビジネス・アライアンス共同代表・一新塾OG)
「世界農業遺産を活用した地域活性化」

●藤村靖之氏(非電化工房主宰・日本大学工学部客員教授・工学博士)
「発明と非電化で社会を変えるローカルアントレプレナー」

【外交・安保】

●伊勢崎賢治氏(東京外国語大学大学院教授)
「主権なき平和国家〜紛争屋が見た世界」

●金美齢氏(JET日本語学校 名誉理事長)
「凛とした生き方が社会を変える〜日本と台湾の懸け橋に」

【地方自治】

●秋山浩保氏(柏市長・一新塾OB)
「選ばれる街〜主体的市民の底力」

●北川正恭氏(元三重県知事・早稲田大学マニフェスト研究所顧問)
「生活者起点!善政競争によって地方から日本を変える」

●久保田后子氏(宇部市長・一新塾OG)
「女性市長が地域を変える〜暮らしやすく、力強く伸びる宇部」

●熊谷俊人氏(千葉市長・一新塾OB)
「市政こそが政治の原点〜街の鼓動を感じて生きる!」

●桜井勝延氏(前南相馬市長)
「市民と共に現場から南相馬の復興に挑む」

●山中光茂氏(前松阪市長・医師)
「現場の幸せや痛みに寄り添う」


【社会課題】

●清水康之氏(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表)
「自殺対策を社会全体で推進する」

●湯浅誠氏(社会活動家・法政大学教授)
「たらいの穴をふさぐには〜地域づくりとしての貧困対策」


【まちづくり】

●市来広一郎氏(NPO法人atamista代表理事・株式会社machimori代表取締役・一新塾OB)
「熱海・現場視察講座〜たった一人からでも社会は変わる」

●雄谷良成氏 (社会福祉法人佛子園理事長)
「世代も障がいの有無も超えたごちゃまぜのコミュニティづくり」

●菊地真紀子氏(一新塾理事・合同会社VALN 代表・一新塾OG)
「蒲田現場視察講座&広報戦略講座&コンサルテーション」
「政策提言・社会起業・市民PJコンサルテーション」(卒塾式)

●深田智之氏(会津東山温泉くつろぎ宿社長・湯瀬温泉せせらぎ宿社長・一新塾OB)
「事業再生は街づくり・人づくり〜高知・会津・秋田」

●前澤哲爾氏(一新塾理事・山梨県立大学名誉教授・一新塾OB)
「地域プロデューサー養成講座〜日本にフィルムコミッションができるまで」
「政策提言・社会起業・市民PJコンサルテーション」(卒塾式)

●藻谷浩介氏((株)日本総合研究所 調査部 主席研究員)
「里山資本主義〜『次世代再生力』でみる日本」


【農業】

●小島希世子氏(株式会社えと菜園代表・NPO農スクール代表)
「ホームレス農園〜土が人を育てる畑の学校」

●宮治勇輔氏((株)みやじ豚社長・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表・一新塾OB)
「一次産業を、かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に〜家業イノベーション」


【医療・福祉】

●三好徹史氏(NPO 法人リベラヒューマンサポート理事長)
「三島の商店街で若者や障がい者の自立と成長を支援」

●武藤真祐氏(医療法人社団鉄祐会理事長・医師・一新塾OB)
「在宅医療の現場から創る、希望ある超高齢社会」


【グローバル】

●加藤智久氏(株式会社レアジョブ創業者取締役・一新塾OB)
「世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍する社会を創る」


【ものづくり】

●山田敏夫氏(ライフスタイルアクセント株式会社代表取締役)
「メイドインジャパンを世界へ!工場直結ファッションブランド・ファクトリエ」


【市民の方法論】

●森嶋伸夫 (一新塾代表理事・事務局長)
「主体的市民入門講座」
「ミッション探究ワークショップ」
「社会変革ムーブメントの方法論」
「『根っこ』と『幹』をつなげるフレームワーク『6つの箱』」
「リーダーシップとメンバーシップ〜『タテ軸・ヨコ軸羅針盤』」
「連鎖するプレゼンテーション講座」
「大前研一政策研究〜道州制に向けての政策提言」
「組織マネジメント講座」
「マーケティングの手法」
「事業収支計画立案講座」
「ファシリテーションの技術」
「事業計画力養成ワークショップ」
「政策立案力養成ワークショップ」
「ビジョンメイキング&プロジェクト設計」ほか

 

 

★新しい時代を拓く一新塾
「社会起業」「政策提言」「市民活動」
体験セミナー&説明会、ご予約はこちらへ!

http://www.isshinjuku.com/