一新塾講師に曽根原久司氏(NPO法人えがおつなげて代表理事)

 8月25日には、「NPO法人えがおつなげて」代表理事の曽根原久司氏を
一新塾にお迎えし、『都市と農村をつなぐ資源循環型の経済』をテーマに
ご講義いただきました。


「NPO法人えがおつなげて」は、「村・人・時代づくり」をコンセプトにして
都市と農村が共生できるような社会の実現をめざすNPOです。
活動の中心は、人口約600人の山梨県北杜市須玉町増富地区。高齢化率62%、
そして耕作放棄率が62.3%であった限界集落で、農村にあるさまざまな資源を
有効活用するため、グリーンツーリズムや自然エネルギー事業などを展開。
2003年からスタートした活動で、これまで約15,000人が都市から増富地区を
訪れ、約3ヘクタール以上の遊休農地が復活しました。


ますます共感の輪が広がる活動ですが、その第一歩は、曽根原氏自身の山梨
への移住、そして100坪の農地から始まる自給自足生活でした。
社会変革実験を小さなモデルから始め、共感と共に事業として大きく育んで
いる曽根原氏の実践から学ばせていただきました。


特に、徹底した事前調査と分析で、なぜこの地域なのか、なぜこの地域資源
なのか、そして、都市住民のどんなニーズに応えるのか、シーズとニーズを
掘り起こす眼差しの鋭さ、そして、つなげるだけでなくビジネスモデル化し
ていく知恵に触れさせていただき、参加者一同、自らのプロジェクトを
イメージして、次なるアクションのヒントをいただくことができました。

 


一新塾講師に福嶋浩彦氏(現消費者庁長官・前我孫子市長)

 8月17日には、一新塾講師として、現消費者庁長官で前我孫子市長の福嶋浩彦氏
をお迎えし『「新しい公共」をつくる!』をテーマにご講義いただきました。


福嶋氏は、改革派市長として、我孫子市にて、市の補助金の市民審査、市職員採用
での民間試験委員、常設型市民投票条例、コミュニティビジネスの育成、市民債に
よる自然環境の保全、提案型公共サービス民営化など、市民自治を理念に掲げた
数々の市政改革に取り組まれました。


そして、政権交代後、鳩山由紀夫前首相が所信表明で掲げた『新しい公共』という
理念を市民から具現化すべく、「新しい公共をつくる市民キャビネット」の共同代表
として、政府の「新しい公共」円卓会議の委員として奔走。
そして2010年8月11日には消費者庁長官に就任され、活躍されています。


「官の公共、政治家の公共などあってはいけない。そんなものは存在してたまるか。
 公共というのは全部、市民の公共です!」


とことん市民起点。
徹底的に市民が主役の国づくり。
本気の覚悟が響き渡りました。


コミュニティが変わる、政府が変わる、市場が変わる、そして、3つの領域の関係性が変わる。
ベクトルの方向性は、徹底的に市民意識ありき。
市民社会創造の方法論を簡潔明瞭にお伝えいただきました。


そのためには、私たちが市民自治の力を磨くこと。
意見が違う市民同士でも対話し合意形成できる力をつけることが必要と熱く語っていただきました。


『市民からの政策提言の鍵はコミュニティにあり! 〜民間公募の政策審議監として倉敷市変革の経験から』 一新塾第OBの栢工裕史さん

 8月12日は、一新塾OBによる特別講座です。
『市民からの政策提言の鍵はコミュニティにあり!
 〜民間公募の政策審議監として倉敷市変革の経験から』
をテーマに、一新塾第6期OBの栢工裕史さんにお越しいただきました。


栢工(かやく)さんは、旧国際協力銀行職員などを経て、2005年に倉敷市が
全国公募し話題となった「政策審議監」に応募。競争率127倍という超難関を
突破して選ばれ、倉敷市の改革に取り組まれました。
現在は、倉敷市での任期を終え、JICA客員専門員としてご活躍です。


以下、栢工さんからのメッセージです。
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「住みたいまち」「住みやすいまち」の根っこは、倉敷市政策審議監の経験から
コミュテーの再構築と自立にあると考えています。また、コミュニティーを支え
るのが地方自治体であり、コミュニティーを中心とするまちつくりにあった地方
自治体改革が必要です。


この2つの根っこをベースに「長期的なまちの将来の姿」を描き、その実現を
目指す具体的な産業振興、雇用政策、まちつくり、市民活動の推進、福祉政策
(子育て、介護、医療)、環境、教育などを考え一体的に実施していくことが
大切であると考えます。
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コミュニティの再構築の重要性を唱える栢工さんが倉敷市変革に
身を投じて奮闘いただき、獲得された知恵を次に続く方々に
伝えていただく機会が持てました。


塾生のプロジェクトの構想のプレゼンに対しても的確なツボを
押さえた親身のアドバイスいただきました。


また、自治体変革に挑むには、20〜30%の信頼を得られれば改革は実現できる。
そして、変化に抵抗を示す職員や議会に対しても、繰り返し、繰り返し粘り強く
何回も働きかけ続ければ道が拓くとの力強い言葉をいただきました。


一新塾講師に宇部市長の久保田后子さん(一新塾OG)!

 8月3日は、一新塾講師として、宇部市長の久保田后子さん(一新塾OG)をお迎えし
「女性市長が地域を変える〜市民と語る、考える、動く」をテーマにご講義いただきました。


全国47都道府県、1795市区町村で女性首長は29人(2009年12月時点)、全体の1.57%です。
そのうちの一人、2009年7月に山口県内で初の女性市長となったのが、久保田さん。


久保田氏は、マニフェストで議会・審議会の女性委員の割合を現状の35%からH25年迄に50%
にすることを明記するなど、女性の視点を積極的に市政に取り入れようとしています。
また、企業を誘致する 促進策として全国に例を見ない「宇部市イノベーション大賞」の
創設、雇用対策として中・四国初 となる「障害者就労ワークステーション」の開設など、
宇部市独自の施策を実施されています。


揺るがぬ志で奮闘し続ける、一新塾の先輩である久保田さんから「志を生きる」
とはどういうことかを学ばせていただきました。


東京から宇部に地域を変え、
子育て経験から市民運動を始め、
政治の道に入ることを決断し、
宇部市議→山口県議→宇部市長
とステージを変えてきた久保田さん。


その転身の度に「あきらめることも大切」と、
他の可能性を捨て、これと絞り込んだ一つに完全燃焼で
身を投じていく生き方を貫かれてきました。


「あきらめることも大切」。
これが志を生きることと、受けとめさせていただきました。

 


一新塾講師に前澤哲爾さん(山梨県立大学教授・一新塾理事)!「地域プロデューサー養成講座〜脱皮人生で社会を変える!」

 7月27日には、一新塾講師に前澤哲爾さん(山梨県立大学教授・一新塾理事)
に、「地域プロデューサー養成講座〜脱皮人生で社会を変える!」をテーマに
ご講義いただきました。


前澤さんは1999年、ソニーPCLでの本業の傍ら「日本にフィルムコミッション
(FC)設立を!」と、映像制作の撮影環境改善のための公共機関を作る活動を開始され、
2001年全国組織「全国FC連絡協議会」を設立、8年間で全国101ヶ所に設立される
大きなムーブメントを起こし、「サラリーマン時代に仕事の合間をぬっての活動でも、
これだけ出来る!」ということを実証していただきました。


さらに前澤さんは、自らのミッションを「映像を使った地域再生」と打ち立て、現在は、
山梨県立大学教授として、まったく縁のなかった山梨のフィールドに飛び込み、
地域の現場に軸足を置き「地域プロデューサー」として、映像を活用したまちづくりを
実践されています。


「地域プロデューサー」の資質も語っていただきました。


●企画力
●ネットワーク力
●牽引力
●危機管理能力


取り分け「危機管理能力」の重要性を指摘されました。


そして、前澤さんはご自身の人生を振り返り、“脱皮人生”と言います。
人一倍の好奇心で、5年ごとに活動のフィールドを変え、新しい挑戦に
チャレンジし続けた、学生時代からの人生の歩みをご紹介いただきました。

 


『りんご一つにあと20 円多く払えば、東北の農業は復興できる』    鈴木誠著(株式会社ナチュラルアート代表取締役)

 2011年11月に一新塾の講師をお引き受けいただきました
鈴木誠さん(株式会社ナチュラルアート代表取締役)が、
すばらしい本を出版されました!

鈴木さんは元銀行マン。2003年に農業ベンチャー会社
「株式会社ナチュラルアート」を設立され、全国10か所に
直営農場を運営。農業に経営観念を導入し、年商100億円と
日本最大級の農業生産者グループを確立されました。


鈴木さんはこの本で決意を述べられています。


「この災害、そしてTPPという難局を逆に“利用”して、農業界の
大改革を進めるべきだ。農業を日本のリーディングインダストリー
にするために、そして農業が“かわいそうな人たち”ではなく、
“憧れの職業人”になるために。農業界を“夢も希望もある世界”
に変えるためには、この転機を逃してはいけない」

『りんご一つにあと20 円多く払えば、東北の農業は復興できる』
 鈴木誠著・講談社 定価1470円(税込)

http://www.amazon.co.jp/dp/4062171023



一新塾にジャーナリストの田原総一朗氏をお迎えいたしました!


7月13日には、一新塾にジャーナリストの田原総一朗氏をお迎えいたしました。
首相、政府高官、官僚、財界トップと数多く対談し、時に番組を通じて首相を退陣
に追い込むほどの真剣勝負を展開されてきた田原氏に「21世紀リーダーの条件」
をテーマにご講義いただきました。

時の人々を迎え、躊躇することなく旬の話題についての本音を引き出し、予測不能
の展開が視聴者を惹き付けた『サンデープロジェクト』『朝まで生テレビ!』で
テレビジャーナリズムの新しい地平を拓かれた田原氏。


明治維新はヨーロッパを真似することによって、戦後はアメリカを真似することによっ
て乗り越えて日本は、直面する危機を乗り越えるために、もはや真似するものがない。
だからこそ、自分で考えることの重要性を再三繰り返して語られました。


この日本にあって、無責任体制の大きな流れにのみ込まれることなく、自分で考え、
自分軸で勝負することのかけがえのなさを、深く刻ませていただきました。

覚悟を込めた一言一言、全身全霊で語られるエネルギーに終始圧倒されました。


一新塾に北川正恭氏(早稲田大学大学院公共経営研究科教授)!


7月7日には、一新塾に北川正恭氏(早稲田大学大学院公共経営研究科教授)を
お迎えし「生活者起点の社会変革」をテーマにご講義いただきました。


三重県知事時代、事業評価、情報公開など地方分権の旗手として活動して
きた北川氏。その後、「マニフェスト」を提言。2003 年の統一地方選挙と
総選挙に取り入れられました。選挙を重ねる度に普及が進み、日本の政治に
おいてもすっかり根付きました。現在は、内閣府の地域主権戦略会議の構成員
として、出先機関改革など地域主権改革の施策を検討、推進されています。


ミクロの“ゆらぎ”がマクロを制するが如く「一点突破全面展開」で、
ムーブメントを巻き起こし続けてきた北川氏。
北川氏の揺るがぬ志で改革に身を投じてきた人生、社会変革者としての
ビジョンに邁進する姿勢に触れさせていただきました。


「生活者起点」の理念の奥深さ、そして、その理念を浸透させるために、
“対話”を果てしなく繰り返し続けて来られた北川氏の姿勢にこそ、
時代を切り拓く知恵をいただきました。
一人ひとりの人間をとことん尊重し、とことん寄り添い、働きかけて、
“対話”を通じて理念を刷り込ませていく、その積み上げこそが社会変革
の礎であることを学ばせていただきました。


一新塾講師に金美齢氏(JET日本語学校理事長)!

 6月22日には、一新塾に金美齢氏(JET日本語学校理事長)をお迎えして
「日本はアジアのリーダーとしての自覚を持て!」をテーマにご講義いただきました。


金氏が生まれたのは日本統治下の台湾。
目の当たりにした日本統治から中国国民党統治への変化。
日本への留学、そして台湾独立運動への参画。
台湾当局から「独立主義者」としてマークされ、祖国へ帰ることも許されず、
激動の時代を波瀾万丈の人生で駆け抜けてきた金氏。
時代の節目で、信念を貫いた発言を発信し続け、日台の架け橋として
身を投じて奔走する金氏。


金氏の覚悟と信念に触れさせていただくことで、自らの覚悟を問うかけがえのない
機会となりました。


一新塾講師に飯島博氏(NPO法人アサザ基金代表理事)!

 6月15日には、日本を代表するの社会起業家である飯島博氏(NPO法人アサザ基金代表理事)を一新塾にお迎えいたしました。

講義テーマは、『市民型公共事業による「日本列島快増論」』。


飯島さんが取り組まれている「アサザ・プロジェクト」は、“湖と森と人を結ぶ”
市民型公共事業として、のべ20万人もの人々が参加し、200を超える学校を
結びつけた壮大な社会実験となっています。


28期生にとっては第一回目の講義。
27期生にとっては折り返しの志の再設定の講義。
議論のねらいとしては、以下を目指しました。


 ●突き抜けたビジョンを描く力を自分のものとする。
 ●飯島氏の発想を自分のテーマではどう応用できるか考える。
 ●飯島氏の社会変革に向かう志に触れることで、自らの覚悟を問う機会とする。


社会変革者に求められる核心の知恵の数々。


物語、ファンタジーの力
動的ネットワークの力
空間を読み直す力


飯島さんの突き抜けた発想に触れ、大いに啓発され、これまでの自分の殻に亀裂
が入った塾生が続出しました。


「もやもや」こそが社会変革の原動力であり知恵の源泉であると言い切る飯島さん
の言葉は、「もやもや」を抱えて入塾した塾生にとって大きな勇気となりました。

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色紙のお言葉、

「感じる前に分ろうとするから…わからないんだよね!」

現場主義を胸に刻んで前進してまいりたいと思います。


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