2月23日の一新塾講義には、伊勢崎賢治さん(東京外国語大学大学院地域文化研究科教授)!

 2月23日の一新塾講義には、伊勢崎賢治さん(東京外国語大学大学院地域文化研究科教授)をお迎えし「平和はつくれるか 誰のためか?」をテーマにご講義いただきました。

自らを「紛争屋」と称する伊勢崎さん。
アジア、アフリカ、中東など、世界の紛争地に赴き、内戦を終わらせ、平和を取り戻す取り組みをされてこられました。敵対する戦闘集団と交渉、武装解除、動員解除、兵士の社会復帰を実現させる通称DDRはゲリラ兵や軍閥に「自分たちで自分たちを解体させます」。自分で自分の武器を壊させるとき、何を思うのかほとんどの兵士が涙を流すといいます。


学生時代、建築家を目指していたという伊勢崎さん。
「根っこにあるものはものづくり。開発はものづくりの最たるもの。でも紛争はそれをすべて壊してしまう。だから紛争に焦点を当てないとものづくりはできない。」


講義の冒頭では、「人類同時に平和構築はできない」と平和を構築することの大変な難しさをお伝えいただき、まるで、鉛の球を投げられたようでした。
子共兵が暴力の格好よさに憧れゲーム感覚で虐殺する現実。
平和構築と正義が両立しない現実。
衝撃と無力感。

しかし、この人類の難題に、気負うことなく、地に足をつけて、自然体で、国連職員として現場のとして、紛争処理、武装解除に挑まれた伊勢崎先生の人生に触れさせていただき道は険しくとも、できることにベストを尽くすことの大切さを感じさせていただきました。


また、紛争仲介のきっかけを作った多くは民間だったとのお話をお伺いし、私たち市民だからこそできる使命がきっとあると、真剣に向き合う機会とさせていただきました。


一新塾講師に清水康之さん(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表 )!

 2月17日には、清水康之さん(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表 )を一新塾にお迎えし「『つながり』をキーワードにした自殺対策」をテーマにご講義いただきました。

いま日本で自殺する人の数は年間3万人。この時代に、この社会で、私たちと同じ空気を吸っているそれだけの数の人たちが、自ら「いのち」を絶っています。


清水さんが自殺問題を意識するきっかけは、NHK時代、札幌市の地下鉄です。線路の向こう側に備え付けられた「鏡」がふと目につきました。ホームに飛び込もうと考える人に自分の姿を見せ、思い留まらせる狙いがあると知ります。

その後、自死遺児の子たちを1年がかりで取材し、番組ディレクターとしてクローズアップ現代「お父さん死なないで〜親が自殺遺された子どもたち」を制作。大きな反響を呼びました。

しかし、国や自治体の対策は進みません。


どうしたらいいのか?
対策の遅れを嘆いていても何も始まらない。
自らが自殺対策の「つなぎ役」「推進役」を担おうと決意。
2004年にNHKを退職し、NPO法人自殺対策支援センターライフリンク設立。署名活動を始め、自殺対策基本法の成立に大きな役割を果たしました。


講義では、毎年3万人を超える人が自殺するこの日本社会にあって、同じ時代を生きるものとして、何ができるか、全員で向き合うこととなりました。


どんな難題も身を投じて行動すれば解決の糸口を見いだせる!清水さんの人生、生き様に触れさせていただき学ばせていただきました。また、実態のあくなき情報収集と分析することが戦略を立てる上でどれだけ大切なことかの実例を具体的に示していただきました。

自殺の問題は「個人の問題」のみならず「社会の問題」であり、3万人の方が毎年自殺に追い込まれてしまう社会的構造が存在します。だからこそ、繰り返しを断ち切るために、子どもたちに安心できる社会を引き継ぐために、しっかり機能する制度やシステムを構築することの重要性を実感しました。


同時に、一人の人間のかけがえのない命、その人生の尊さと重みも深く胸に刻む講義でした。


この問題は、私たち全員が取り組むべき問題です。
日々の生活の中で出会う方々に対して、できることをしっかり取り組んでまいりたいと思います。


一新塾講師に川合アユムさん(株式会社YAMATO創業者・代表取締役社長)

 2月9日には、川合アユムさん(株式会社YAMATO創業者・代表取締役社長)を一新塾に、お迎えして、「経営を通しての自問自答」をテーマにご講義いただきました。


川合さんは、21歳という若さで起業、「ハイテクベンチャーの旗手」として、ひたすら成長するために猛烈に働き、「トップダウン」の組織運営をされていましたがワンマンのままでは会社は続かないことに気づき、独創的な経営システム「プロジェクト・ドライブ制度」に辿り着かれます。


壁にぶつかるたびに、常に自分をオールクリアし続けてきた川合さん。自分の根っこを掘り下げる深さ。どこまでも突き抜けるビジョン。私たちが、自らの根っこを掘り下げる絶好の機会をいただきました。


「判断基準は腑に落ちるかどうか」
「生き様で勝負する」


このメッセージを胸に刻ませていただきました。


一新塾講師に色平哲郎氏!

 1月26日(水)は、色平哲郎氏(佐久総合病院地域ケア科医師)を一新塾にお迎えし「日本の医療をどうするか? 〜農村医療の現場から」をテーマにご講義いただきました。

「レイテ島でバブさんに会い、人の面倒をみるという人間の本源的な行為に気付いた。どんなに優秀でも一人では生きられない。人は支え合って生きてゆくものだと気づいた」のが村医者を目指したきっかけという色平さん。


無医村だった人口1100人、39%が65 歳以上の長野県南相木村に10 年間、家族と一緒に住み、農村には「お互いさま」「おかげさま」という支え合いの気持ちがあり、拝金主義では得られない豊かさを実感されたそうです。2008年に「予防は治療に勝る」を愚直に実践した佐久市の佐久総合病院に戻り、地域ケアの担当に。長寿と低医療費を両立させた「長野モデル」に医の原点があると説き、医療を現場から再生しようと奮闘されています。


このたびは、6年ぶりに一新塾にてご講義いただきましたが、「足元を掘れ!」との言葉、大変胸に響きました。色平さんが地域の現場で、一人ひとりの人生を深く受け止め、とことん人間の本質にアクセスしているからこそ、家族の在り方、地域コミュニティあり方、自治体の政策、国の政策に貫かれる知恵をお持ちであると実感させていただきました。

今後、社会変革に向けて、自らのテーマでプロジェクト活動を展開していきますが、色平さんの姿勢をぜひとも学ばせていただき私たちも現場で出会う一人ひとりの人生をしっかり受け止め、とことん人間の本質にアクセスできるよう精進していきたいと思います。

 


2011年の一新塾講義のキックオフは発明起業家の藤村靖之さん!


2011年の一新塾講義のキックオフは、“発明起業家”の藤村靖之さんにお越しいただきした。

藤村さんは(株)コマツ技術研究所にて熱工学研究室長などを歴任されましたが、38歳の時に、子どもがぜんそくになったことがトリガーとなって、1984年に脱サラして、(株)カンキョーを設立します。発明した電子式空気清浄機クリアベールは、世界記録となる累積200万台を販売しました。その後に、非電化工房を設立し、電気に依存しない新しいライフスタイルを実現する発明に尽力されています。

藤村さんに一新塾にお越しいただくのは今回で9回目になりますが、今回も、藤村さんの深いミッションに根ざした活動と、あっと驚く、これまでの価値観を覆す深い知恵に学ばせていただきました。

これまでの社会システムは限界を露呈し始めていますが、だからこそ、創造の絶好のチャンスであるとの勇気をいただく講義でした。

「小さければ小さいほどいい!」
「地域レベルで環境と雇用を両立させる!」
「いいことで楽しく稼ぐ!」

また、月3万円ビジネスのお話も目からウロコでした。
2011年のスタートに、一新塾生による具体的な代替モデルを続々と生み出してまいりたいと決意を新たにいたしました。


12月20日の一新塾講師には、青山貞一さん!

12月20日の一新塾講師は、『闘いながらクールに社会起業家を生きる!』 をテーマに一新塾代表理事の青山貞一さんに特別講義をいただきました。

青山さんは大学卒業後、アジア経済研究所関連機関、ローマクラブ日本事務局、フジテレビ系シンクタンク所長を経て、1986年、40歳の時に起業を決意。(株)環境総合研究所を設立されます。

以来、“闘うシンクタンク”として、「自立、独立して言いたいことを言う。お金にならなくともなすべきことを自主研究、独自研究として行う。」という姿勢を貫かれています。
また、2004年より3年間、長野県に田中康夫知事の政策アドバイザーなどで、他の仕事と兼務で、毎週長野に出かけ奮闘されました。

今回は、青山さんがどうして現在のように社会変革の第一人者として超人的に変革に挑戦し続け、社会にくさびを打ち続けてこれたのかを、青山さんの社会起業家としての人生にアクセスさせていただきましたが、青山さんの人生の歩みと数々の転機を通じて、ここまで鮮明に使命を生きることの凄さと深さに改めて驚かされました。

行政より格段安く精度の高い三次元流体モデルのシミュレーションソフトの開発など、突出した専門性も大きな武器ですが、どんな調査や政策提言をされるときも、社会の何を変えるのか
明確にビジョンが定まり、青山さん自身の使命も鮮明にされて身を投じて挑戦されているからこそ、そのミッション・ビジョンの力のエネルギーの凄さに圧倒されました。

このたびは、青山さんの社会変革への切実さと使命を生きる切実さに深い気づきをいただきました。

一新塾の講師に、一新塾OBで柏市長の秋山浩保氏

12月16日の一新塾の講師には、一新塾のOBである柏市長の秋山浩保氏をお迎えしました。テーマは「主体的市民とは?〜民のチカラで柏は変わる!」です。

柏市は、千葉県の北西部に位置する人口約39万人の中核市。東京のベッドタウンとして発展してきましたが、発展に伴って、たくさんの問題も生まれています。2300億円を超える借金、急増する75歳以上人口に対応するための医療と介護の問題、待機児童の問題、中途半端に残る開発計画など・・。

秋山氏は「民のチカラ!市民本位・民間発想で柏は変わる!」と市民に訴え、2009年11月に柏市長に初当選。市長としてこれらの課題と戦っています。

秋山氏は生まれも育ちも柏市、町の変遷をずっと見てきたそうです。大学3 年の時に読んだ大前研一氏の「トライアドパワー」を読み、経営コンサルティング業界に就職。その後、フランチャイズの経営企画部門統括、中小企業の再建、在宅医療クリニックの運営等、ビジネスの世界で活躍されてきました。

「政策を考える上では、点ではなく、全体の視点が必要!何をやって何をやめるのか?」

「主体的市民が一定のボリュームを超えることによってこそ、変革の道が拓かれる」

柏市政改革に挑む秋山市長の実践の知恵に触れさせていただきました。



一新塾に「gardenn」を起業したOBの天野太雅さん!

「おかげさまでgardennも10月で5周年です!がんばってます!」

一新塾13期生で元商社マンの天野太雅さんは、2005年10月に、世田谷でカフェ「gardenn」を起業しましたが、先日、久しぶりにお電話でお話する機会をいただきました。

そして、12月15日には、卒塾生の実践紹介として、天野さんのチャレンジを現役生の皆さんにシェアいただけることになりました。テーマは、「地域に根差したカフェ経営の舞台裏」。

天野さんの現場主義での奮闘のドラマから学ばせていただくとともに、天野さんがネクストステージに向け抱えている課題について、一緒に知恵を絞り合う機会となりました。

以下は、今年の9月に天野さんに執筆いただきましたメルマガ原稿です。

●「一新塾ニュース」第429号より
 『地域に密着!カフェ「gardenn」奮闘記』 http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/merumaga/kn_100928.html

●カフェ「gardenn」
http://www.viva-amano.com/gardenn/

一新塾講師に戦略経営コンサルタントの小川政信氏!

12月8日には、戦略経営コンサルタントの小川政信氏を一新塾にお迎えし「フロンティア突破の経営力」をテーマにご講義いただきました。

小川政信氏は、中央官庁、マッキンゼーなどを経て、1996年に
インスパーク株式会社を設立されました。
ミッションは「人と組織の生命力を引き出すこと」。

「突破すべきフロンティアを見極めるのは一筋縄ではいかない。ではどうすべきか。得意技を通して世界を見ることを捨てることである。現実を直視することである。現実を解明し、問題の“本質”をえぐり出し、その本質に意識を集中させることである。そして本当に“本質”に意識を集中させることができたときには、我々は、この世の問題の解決が相当、自由度の高い多次元空間に存在していることに気づいていく」

と小川氏はいいます。

『日本社会の未来創造は可能!』
〜シナリオを構築し全力で挑め!〜

第一部 戦略構想力の根幹
    マーケティング戦略力がすべての戦略の根幹
    マーケティング戦略と事業戦略の統合的理解
    戦略構築の根源的要素

第二部 日本社会の今の現実を知る
    失われた25年=日本社会のピークは1985年
    財政赤字の本質的な意味合い
    マクロ経済政策の戦略的自由度
    国民の未来への意識・社員の未来への意識

第三部 日本社会の「平成維新的」未来創造シナリオ
    マーケティング戦略の政治改革への応用
    国民の投票行動の背景にある深層意識は「改革」
    では今どうすれば?これが我々の直面する課題!
    可能性はある!機は熟してきた!

マーケティングにおける本質の抽出は、必ずしも数ではなく、
少ないサンプル数でも可能であることを実感させていただきました。

現場で起こる事実の一つひとつと向き合って、自分はそれを無視するのか、それとも、挑戦していくのか、常に自らの人生を問う姿勢の大切さを胸に刻ませていただきました。

「夢」×「現実解明力」×「多次元での戦略力」×「勇気」=「未来創造」との方程式で戦略を練り上げる小川氏の思考法に学ばせていただきました。

一新塾講師に、日本理化学工業株式会社会長の大山泰弘氏

12月1日の講義には、日本理化学工業株式会社会長の大山泰弘氏をお迎えし「雇用を通じて障がい者と社会をジョイントする」をテーマにご講義いただきました。

日本理化学工業株式会社は、国内シェア30%を持つダストレスチョークメーカーで、従業員74人中55人の知的障害者を雇用しています。

今から約50 年前、卒業生の就職を受け入れてほしいと何度も足を運んで訴える養護学校の先生の言葉で「2週間程度の就労体験なら」と知的障害者の受け入れをはじめたという大山氏。しかし、当時、大山氏にはわからないことがありました。
「施設で楽に過ごすこともできるのに、なぜ、一生懸命に働こうとするのか?」

転機となったある禅寺の住職の言葉。
「人間の究極の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役にたつこと、人から必要とされること。働くことによってこそ愛以外の3 つの幸せは得られます。障がい者の方たちが、企業で働きたいと願うのは、社会で必要とされて、本当の幸せを求める人間の証なのです。」

私自身、講義をお聞きして感じたのは、大山氏は事業家というよりは、人の可能性を拓く教育者であるとの実感です。

数々のお仕事のエピソードをご紹介いただきましたが、いつも大山氏と出会った方々の個性や可能性がどんどん引き出されていきます。常に大山氏は出会った人たちが「人の役に立つ」ことができるように、その方の環境を整えていかれます。この姿勢を貫くことで、どんな試練が訪れても、支援者が現れ、知恵が湧き出て、必ず道がついてしまうのです。

大山氏には、人生を変え、企業を変え、社会を変える、志を生きる人生のモデルを示していただきました。

いただきました「自分の幸せは廻りの人の役に立ってこそ得られるのです。その幸せはブーメランとなって自分に帰って来てくれるのですから」との色紙のお言葉、常に胸に刻ませていただきます。


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