一新塾24周年

【一新塾 24周年 2018.10.26】

 

おかげさまで、本日で一新塾24周年となりました!

社会変革はいつも市民の純粋な思いから!

 

これまで、一新塾を支えてくださった講師の方、塾生の方、ご縁のあったすべての方に心より感謝申し上げます。

混迷と激動の世界・社会にあって、何よりも大切なのは一人一人の志とゼロベースで描く理想の社会ビジョンです。これからも、志を生きる主体的な市民を育む学校として邁進してまいります。あらためて一新塾創設からの理念をご覧いただければ嬉しいです。
http://www.isshinjuku.com/about/principles.html

 

11月4日には第43期が東京から開講。その後、大阪、名古屋、仙台、と開講いたします。毎期、全国から100名の方が「志を生き社会を変える」ことを目指して一新塾にご入塾されています。社会の課題を共に解決し、理想の社会に向かって一歩でも二歩でもそれぞれのミッションを存分に生き、協働することで実現してまいりたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

 

【一新塾最新刊「人生と社会を変える根っこ力 政策提言・社会起業・市民活動」】45人の志を生きる市民の知恵が学べます。
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html


「大前研一政策研究」講義

昨日は、「大前研一政策研究」講義を私が担当させていただきました。

 

ゼロベースで社会ビジョンを描くとはどういうことか?
そのための戦略はどう着想すればいいのか?
大前流政策提言手法のエッセンスに触れました。

 

「いい国つくろう!」を提唱し、平成維新の会を立ち上げ、一新塾を創設するまでの歴史。壁にぶつかっては自らを砕き、社会変革のチャレンジに挑み続けてこられた大前氏。直面する難問に、問題の構造をどう解き明かし、どのように政策提言してきたのか。そして、私たちは、その問題に対してどう考え、行動していくのか。問題を自分自身にとことん引きつけるワークショップを行いました。

 

このような気づきの言葉をいただきました。

 

●言い切ることが大切
●ビジョンは繰り返し語り続ける
●やりたいことを実現するために分析を使う
●質問力がプロジェクトを推進させる
●道州制の政策の本旨がわかった

 

今回は、41期生にとっては一新塾教室での最後の講義。
42期生にとっては半年を経ての折り返しの節目。
それでは、卒塾発表、中間発表、頑張りましょう!

 

 

■誰もが志を生きられる一新塾(2018年11月4日開講)

体験セミナー&説明会は残りわずか!

10月27日(土)15:00〜17:45【最終回】

ご予約はこちらへ

http://www.isshinjuku.com/


『COMMUNITY CAFE & PUB 時々 SPA PROJECT』

今回は、一新塾38・40期生の柿沼靖さんのメッセージをお届けいたします。
 柿沼さんは都内で働くサラリーマンとして活躍されながら、埼玉県羽生市
の実家で認知症のお母さまを老々介護されているお父さまに思いを寄せて
『COMMUNITY CAFE & PUB 時々 SPA PROJECT』を立ち上げました。

家族が認知症になっても誰も苦しまない、安心して認知症になれる街に
羽生市をしていきたいとのビジョンを掲げ、2018年3月に羽生市の実家の
茶室「游庵(ゆうあん)」を活用した認知症カフェを開催されました。
 
 多忙な仕事の合間を縫って活動される柿沼さんの志を生きる挑戦を
お伝えさせていただきます。

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

塾生活動レポート

『COMMUNITY CAFE & PUB 時々 SPA PROJECT』
〜多世代の游び場 茶寮「游庵」(ゆうあん)を
 埼玉県羽生市に開設することを目指すプロジェクト

                一新塾38・40期東京本科
                       柿沼 靖
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆


●何か行動しなければ

 私は港区の不動産会社に勤務するサラリーマンです。
さいたま市に住んでおりあまり自己主張しない普通の会社人間でした。
実家は埼玉県羽生市ですが、ほとんど帰らず無関心でした。
このままでは成長できず、世の中の流れから取り残されると危機感を持ち、
何か行動しなければいけないと感じました。

 その頃、一新塾が実際にプロジェクト立ち上げをサポートしてくれる
ということ知り、ここならビジネススクール以上のものが学べるのではないか
と思い2016年5月に入塾しました。


●老々介護

 埼玉県羽生市の実家に住んでいる私の母は要介護度3の認知症であり、
父が介護しています。

 母は食事・着替え・トイレ・入浴が一人ではできず、父が母を老々介護しています。
父は介護のため2年前、地域の老人会会長を辞め、趣味を諦め、旅行も行けず、
近所付き合いをする余裕もなく、精神的に煮詰っている様子でした。

 プロジェクト立ち上げの動機は、認知症である母の介護が更に重くなっても
父が自分の人生を生きられるようにしてあげたい。父のため地域交流の場所を
作りたいと思ったことです。


●安心して認知症になれる街に

 現在は家族の誰かが認知症になるとその方を介護する家族の負担が重くなります。
毎日新聞の調査によると自宅で介護している方の約7割が肉体的精神的な限界を感じ、
約2割の方が介護疲れから殺人・心中を考えたことがあるというショッキングな
結果が報告されています。地方自治体の財政負担も益々重くなることが予想され、
認知症が増えれば皆が不幸になり苦しむといのが社会の現状です。

 この現状を変え、家族が認知症になっても誰も苦しまない、安心して認知症に
なれる街に羽生市をしていきたいと考えました。


●プロジェクトがスタート

 羽生市に認知症カフェを立ち上げ、地域交流、多世代交流の拠点とする
と共に両親の癒しの場とすることを決意しました。このプロジェクト名が
「COMMUNITY CAFE & PUB 時々SPA PROJECT」です。

 一新塾のメンバーを得て、プロジェクトがスタートしました。
まずは、都内やさいたま市でイベントを実施することにし、ノウハウを得た後、
羽生市でやることにしました。


●認知症カフェ開催

 2017年2月には、品川区五反田のレストランで認知症カフェを開催。
「行けば元気になる明るく楽しい認知症カフェにしよう」という意見がメンバー
と一致し、既存の認知症カフェとは異なるイベントを実施することにしました。
立ち上がったばかりでまだ地域で認知されてない私たちの活動でしたので、
集客のためにチラシを配布したり、有給休暇を取り公共施設を訪問したりして
かなり頑張りました。参加者は24名。介護者の他、五反田の商店街に住む
認知症に関心がある高齢の方が多く集まりました。

 プログラムは、まず民生委員の方から認知症と介護の話をしてもらいました。
その後、語学学校のフランス人の先生にフランス映画の名場面を例に歳を
取っても魅力的に生きるフランスの女性の生き方を説明していただきました。
そして、フランス語と日本語で「オーシャンゼリゼ」をみんなで歌いました。
最後にフレグランスアドバイザーの方が用意された香水を嗅ぎ、香りは記憶を
呼び覚ます力があるという話を聞きました。 「明るく楽しい」にこだわりましたが、
イベントの内容が魅力的なら集客はできるということが実証できました。

 2017年4月には、さいたま市南区の「ヘルシーカフェのら」で認知症カフェの開催。
7名が参加。最初に地域包括支援センターの方に認知症の話しをしていただき、
その後、BBCのコメンテーターでもあるイギリス人の英語の先生に映画
「ローマの休日」の映像を見ながらオードリーヘップバーンのスキンシップ
の話や欧米夫婦のコミュニケーションの大切さについての解説もしてもらいました。


●本丸である実家のある羽生市で認知症カフェ

 2017年6月以後も一新塾40期OBOGコンサルティングコースを継続し、活動を
続けることにしました。目的は、本丸である実家のある羽生市で認知症カフェを
開催することです。

 最初に羽生市役所の高齢介護課に相談し、次に社協のボランティア団体として
「COMMUNITY CAFE & SPA PROJECT」を登録しました。そして拠点となる場所探し
を始めました。

 できればオシャレな場所で開催したいと考えていましたが、田舎なので適切な
場所がありません。悩んだ結果、実家の茶室「游庵(ゆうあん)」で開催すること
を決めました。母が数年前までお茶を教えており実家にたまたま茶室があったことと、
父が外出を面倒臭がっており自宅を認知症カフェにすれば人が集まり、話す機会も
作れると思ったことが理由です。


●認知症カフェのイメージ

 介護する家族の方は茶室で抹茶を飲んでリラックス。
認知症当事者の方はリビングでスタッフがお世話します。
介護する家族の方には介護のことを忘れていただきたいので別室の茶室で過ごしていただきます。

 2018年3月に、実家の茶室游庵で認知症カフェ「抹茶と和菓子で寛ぐ癒しと閑談の茶寮」
を開催しました。一新塾OGと親戚及び大学時代の友人に手伝いを依頼しました。
お茶のお点前は以前の母の弟子でもある親類の奥さんにお願いすることにしました。
茶室で練り菓子を食べ、抹茶を頂きその後、リビングに移りました。そして、介護の
悩みとその解決方法について話しました。殆どの方とは初対面でしたが、皆さんが
率直に日頃の介護の悩みを話して下さる雰囲気が作れました。ケアマネージャーも
いらしたので、的確なアドバイス も頂きました。

 参加者は8名。参加者は母が通っている介護施設の利用者のご家族の他、父や母に
久しぶりに会おうとやってきた知り合いの方もおり、自宅で認知症カフェを開催した
意義を実感しました。参加者の感想でも「これまで羽生市の認知症カフェはボラン
ティアの方が演奏を披露したり、皆で歌を歌ったりするばかりで参加者同士の交流の
時間はなかったので今回のように交流の時間を持てて良かった」と言って下さり
やはり一方通行でないイベントは満足度が高いということが実証できました。


●今後の目標は

【小目標】:地域交流(REGIONAL EXCHANGE)
 徒歩・自転車圏内の方との交流を再び実施します。
 埼玉県羽生市内の高校茶道部と協力し認知症茶寮を開催したいと考えています。
介護者にとっても若い人との交流によって介護を忘れ元気をもらえるのでWINWIN
の関係になると思うからです。

【中目標】:世代間交流(INTERGENERATIONAL EXCHANGE)
 介護タクシー等の外出支援、足湯体験、野菜収穫体験、小学校・中学校の部活応援、
認知症の方の事業承継、相続の相談を考えています。介護者が地域のことや昔の
遊びを教えたりして子供と接することにより介護のことを一時でも忘れる効果も
あるのではと考えています。

【大目標】:国際交流(INTERNATIONAL EXCHANGE)
 羽生市は藍染が特産です。地元の藍染作家の協力を得て認知症当事者及び
ボランティアと共に藍染の作品を販売し、魅力を世界に発信できないかと考えています。
またアメリカやヨーロッパの認知症カフェや羽生市の姉妹都市であるフィリピンの
バギオ市の介護施設とスカイプ等を通じて交流するイベントを開催し「游庵」を
国際交流のプラットフォームにするのが大目標です。介護の体験を世界の人と共有
することができますし、また英語を使って会話することにより脳を活性化させ介護者
自身の認知症予防に役立てたいと考えているからです。
「田舎であっても多世代の国際交流ができる街それが羽生」を目指します。

 

 

■誰もが志を生きられる一新塾(2018年11月4日開講)

体験セミナー&説明会は残りわずか!

10月24日(水)19:30〜21:45

10月27日(土)15:00〜17:45

ご予約はこちらへ

http://www.isshinjuku.com/


一新塾講師に、前松阪市長であり在宅診療の医師である山中光茂氏!

今回は、前松阪市長であり在宅診療の医師である山中光茂氏にお越しいただき『現場の幸せや痛みに寄り添う』をテーマにご講義いただきました。


山中氏は、2009年、33歳で松阪市長に就任してから一貫して、とことん『市民分権』を進めました。

 

一つは、「シンポジウム・システム」。

毎週土曜や日曜に市長自ら参加しての開催。
これによって、反映することが難しかった市民の意見を汲み取るしくみが生まれました。

 

もう一つは、「住民協議会」。

小学校区単位の小さな組織で、若い人から高齢者まで誰でも参加でき、魅力的なアイデアが生まれます。
住民もどんどん主体的な市民になってゆきます。

 

そして、市長退任後は、訪問診療・在宅医療の医師として、「現場の幸せや痛みに寄り添う」生き方を貫かれています。
この10月には、「しろひげ在宅診療所」を開設。

 

他者の幸せや痛みに寄り添われる、その深さ、その広さ、に改めて驚かされました。
それによって、どれだけ一人ひとりの人生に豊かさがもたらされ可能性が引き出されるか。
アフリカでの医師⇒市長⇒在宅医療、ステージを変えても一貫されていらっしゃる山中さんだからこその生き方に感銘を受けました。

 

 

■誰もが志を生きられる一新塾(2018年11月4日開講)

体験セミナー&説明会は残りわずか!

10月24日(水)19:30〜21:45

10月27日(土)15:00〜17:45

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『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』一新塾OBの市来広一郎さん!

今回は、一新塾卒塾生の市来広一郎さんの志を生きるチャレンジをご紹介
させていただきます。

 市来さんは熱海生まれ熱海育ち。「新しい熱海に再生させたい!」との
思いで2006年東京で会社員をしていた時に一新塾生となり、1年後、
サラリーマン生活を辞めて地元熱海に戻りまちづくりに身を投じ10年余り。
その熱い志の歩みを書籍『人生と社会を変える「根っこ力」』で語って
いただきました。
 
「熱海に帰ってきてから諦めるっていう発想をもったことがないです。
一瞬たりとも。どんなに苦しいときでも」と語る市来さん。「それは僕に
とって一新塾の一年というのが、とてつもなく大きいです。一新塾に入って
『100年後も豊かな暮らしをできる熱海をつくる。人生をかけてそれをする』
とのミッションを見つけ、完全に腑に落ちたんですね」と市来さん。

 さらに、市来さんは、2018年6月に著書『熱海の奇跡』(東洋経済)を
出版され、ますます志を生きる道を邁進されていらっしゃいます。

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

塾生活動レポート

『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』
 〜たった一人の思いから、地域は変わる〜

               NPO法人atamista 代表理事
             株式会社machimori 代表取締役
                一新塾18・20期東京本科
                      市来広一郎
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆


●課題先進地「熱海」

 高度成長期、熱海は団体客誘致によって、年間530万人の宿泊客が訪
れる全国有数の温泉地でした。しかし、2011年には246万人と激減。熱
海の人口は、1965年のピークの5万4千人から、現在は3万8千人となっ
ています。加えて「高齢化率」は45%(全国平均26%)。「空家率」は全
国の市で最も高い50.7%(全国平均13.5%)。「生活保護者率」「出生率」
「未婚率」いずれも、静岡県内ワースト1位の課題先進地で、50年後の
日本の姿とも言えます。

 しかし、「衰退しているから、以前のように、たくさんの観光客を呼
ばなくては」とは思いません。過去の延長線でなく、新しい熱海へと再
生させていくことが必要だと思っています。


●生まれ育った熱海への愛着と違和感

 私は、1979年に熱海で生まれ育ちました。親は、熱海駅裏の企業の保
養所の管理人でした。かつての熱海は団体旅行や宴会で賑わい、人があ
ふれていた熱海銀座でした。しかし1990年代には、誰も歩いていなくて、
海岸沿いはさびれ、廃墟のような街並みです。高校時代は「何とかした
いなあ!」と思いつつも、それが仕事になるとは思ってもいませんでした。

 大学時代は、バックパッカーで世界各地を見て回ると「やっぱり熱海
を何とかしたい。熱海って意外にいけてるんじゃないか。潜在的に可能
性秘めているのにもったいない!」と思っていました。

 生まれ育った熱海の自然、商店街が残る街並み、歴史文化の積み重ね
など、可能性はずっと感じていました。さらに、首都圏からの近さは、
暮らす場、訪れる場としてこれほどの潜在的な魅力を持った「まち」は
ないのではないかと思っていました。

 反面、日本社会に対して感じてきた違和感がありました。旅先のイン
ドから帰ったとき、日本に漂っている閉塞的な空気に、衝撃を受けました。
人の目が死んでいるように見えて、「おれはこんな国で生きてきたのか、
そしてこれからこんな国で生きていくのか」と怖くなりました。

 仕事はビジネスコンサルタントに就いて、やりがいは感じていましたが、
顧客企業には貢献できても、社会を良くしているという実感が伴わなかっ
たのです。都会では、大きなストレスを抱えながら必死で努力している
人々がいて、周りを見渡すと、どの企業でも心身を病み、脱落していく
人々は少なくありませんでした。

 2006年、こうした違和感が、私に一新塾への入塾を促しました。


●会社を辞めて熱海に帰る決意

 一新塾では、同じように社会に対する違和感を感じている人、そして、
何か行動をしたいと思っている仲間がたくさんいました。そして、既に
多くの先輩たちが社会を変える行動を起こしてきていることを知り、狭
い社会の中で生きてきた自分に気付かされました。

 さらに、一新塾で得たものは、自らの根っこにある想いをさらけ出し、
その上でアクションを起こしていくことの大切さでした。それは「たっ
た一人の小さな思い、小さなアクションが大きな変化を起こす」のです。
自分自身の行動を通じて、多くの塾生の行動を見て実感していきました。
そして「自分がやるべきことは熱海にある」そう確信したとき、会社を
辞めて熱海に帰ることを決意しました。

 卒塾式の直前、働いていた会社を辞めて、東京から地元熱海に帰って
地域づくりに取り組むことにしました。そして、NPO法人atamista を設
立し、熱海の魅力を体験する交流型プログラム「熱海温泉玉手箱(オン
たま)」のプロデュースを通した地域づくり、地域の人財づくりへの挑
戦がスタートしました。


●体験プログラム「熱海温泉玉手箱」

 これまで、熱海の中で見過ごされてきたものは少なくありません。農
地は商業地・住宅地になり、自然は開発され破壊されてきました。さら
に、農家や漁師、小さな商店、さまざまな市民活動などもです。

 そういった中にこそ、もっと地域をよくしていきたい、という思い
を持って行動しようとしている、かっこいい「おじちゃん」や「おば
ちゃん」がたくさんいました。 熱海温泉玉手箱「オンたま」を通じて、
彼らを発掘し、思いを引き出し、地域の体験ツアーとして形づくること
をやっていきました。

 他に多くのプログラム「地域の食文化を知る」「温泉に生活文化を知
る」「地域のお店の技術を学ぶ」「村での収穫体験」「港町の生活文化を
知る」…を開催しました。

 「農業体験のツアー」では、農家のおじちゃんの思いのつまった美し
い農園に触れると、参加した人たちは感動します。そして、農家のおじ
ちゃんのファンになり、行動で応援する人も出てきました。すると農家
のおじちゃんも、ますますやる気になって、自分の隠れていた思いにも
気付き、さらにアクションを起こしていく、そんな現実も生まれていま
す。スゴいのは、そういった事実に周りも感染することです。それまで、
放って荒れ放題だった隣りの農家さんも、誰も何も言わなくても、見違
えるほどのきれいな畑に生まれ変わらせました。思いが行動の連鎖を生
んだのです。

 熱海ではこのような、たった一人の思いから始まる行動が少しずつ生まれ、
それが次々に連鎖して大きく広がっています。
「たった一人の小さな思い、小さなアクションが、地域に大きな変化を起こした!」
のです。さらに、移住してきたシニア夫婦は、「熱海に移り住んできてよかった、
本当に毎日が楽しい!」と熱海の熱烈なファンも出てきました。


●家庭でも職場でもない、第3の居場所「CAFE RoCA」

 シャッター街となっている熱海の町なかを再生するために「株式会社
machimori」を立ち上げ、その第1弾として、熱海銀座商店街の空き店舗を
リノベーションして、CAFE RoCA (Renovation of Central Atami の略)という
カフェをオープンしました。かつて証券会社だった50坪の空き店舗を、オー
ナーが「君らが熱海のためにやるなら安く貸すよ」との言葉からスター
トしたのです。

 なぜ、カフェか? あるとき偶然入ったカフェがとても居心地がよ
かったのです。サラリーマンから、音楽好きな人、外国人……多種多様
な人が集まってくる。初対面でも気軽にお互い話すことができて、旅先
のゲストハウスのようでした。

 私は、この社会に足りないのは、家庭でも職場でもない「第3の居場
所」だと思うようになりました。イタリアのバールやフランスのカフェ、
イギリスのパブのような、そして旅先のゲストハウスのような、人と出
会い語らう場所なのです。熱海でもそうした場所を作りたい、と思いま
した。

 熱海で暮らす人、訪れる人が出会い交流し、熱海という町そのものが、
都会の人々にとっての「第3の居場所」となるようにしていきたい。し
かも、クリエイティブな30歳代に選ばれる町にしていきたい。そして、
この閉塞感漂う日本の空気を地方から変えていきたいと思っています。

●ゲストハウス「マルヤ」

 熱海銀座商店街の空き店舗のピークは、2011年には30店舗中10店でした。
熱海の町の再生第2弾は、10年空き店舗だった100坪の元パチンコ屋のリノベー
ション。観光と定住の間の多様な暮らし方をつくることを目指し、2015年
ゲストハウス「マルヤ」をオープン。ターゲットは、20代、30代の東京
近郊に住む人たち。熱海に通ってほしい、2拠点居住。泊まると熱海が癖
になり、20%は外国人です。「かつて、旅館、客を囲い込んで観光産業が
衰退した。だから、僕らは逆をやる。積極的に町へ出てもらう」と宿泊客
を魅力ある地域のお店にどんどん紹介します。

 現在は、空き店舗数は10から3店舗に減りました。そして、熱海の宿泊
客数もV字回復。246万人(2011年)から307万人(2015年)へと、60万
人増えました。そして、熱海の町なかの再生第3弾は、57年間一度も使
われていなかった空間をリノベーションしてのコワーキング&シェアオ
フィス「naedoco」です。

 私が目指すのは、2022年までに熱海のリイノベーションの実現です。
売上1億円以上を100社創出し、地域が外貨を稼ぎ、また地域で稼いだ
外貨が、地域内に循環するようなビジネスを生み出すことです。


【市来広一郎さんプロフィール】

NPO 法人atamista 代表理事
株式会社machimori 代表取締役
一新塾18・20 期東京本科

1979 年熱海生まれ熱海育ち/ IBM ビジネスコンサルティング サービスに勤務/
2006 年に一新塾入塾/ 2007年に熱海にUターン/ 2009年より「熱海温泉玉手箱
(オンたま)」をプロデュース/2008年atamistaを設立/ 2011年、補助金に
頼らないまちづくり&中心市街地再生を目指して株式会社machimoriを設立/
2012年空き店舗をリノベーションしCAFE RoCA オープン/ 2015年には
Guesthouse MARUYA を2016年にはコワーキングスペース& シェアオフィス

「naedoco」をオープン/2018年6月著書『熱海の奇跡』(東洋経済)を出版/
一新塾講師。

 

 

 

■誰もが志を生きられる一新塾(2018年11月4日開講)

<東京・大阪・名古屋・仙台>

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10月20日(土)15:00〜17:45

10月24日(水)19:30〜21:45

10月27日(土)15:00〜17:45

http://www.isshinjuku.com/


 


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